平安末期の歌人・西行が現代に降臨。俗世の矛盾と欲望に、歌ではなく怒りをぶつける奇想天外な物語。
桜を愛し、無常を詠んだ平安時代の伝説的歌人、西行法師。もし彼が、欲望と情報にまみれた現代日本に現れたらどうなるのか。本作は、そんな奇抜な発想から生まれた物語。俗世を捨てたはずの西行が、現代社会の理不尽さ、人間の愚かさに直面し、静かな悟りとは程遠い、剥き出しの「怒り」を爆発させる。彼の怒りは、時に滑稽で、時に鋭く、現代に生きる我々の日常を貫く。これは歴史劇ではない。歌聖のイメージを覆し、人間の本質を問う、前代未聞のロードムービー。
ネット上の声
- 川の向こう側とこちら側、現実とおとぎ話、ただの散歩なのに時空が飛ぶ
- 2015.7.14火 ラピュタ阿佐ヶ谷
ドキュメンタリー
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督沖島勲
- 主演沖島勲