シベリアの密林に眠るダイヤを追う地質学者たち、大自然の猛威が彼らの希望を絶望へと変えるサバイバルドラマ。
1959年、ソ連・シベリアの広大なタイガ。国家の未来を左右するダイヤモンド鉱脈発見の使命を帯びた4人の地質学者が、人跡未踏の地に降り立つ。リーダーのサービン、紅一点のターニャ、そして二人の若い技師。長く困難な調査の末、ついに発見の兆候を掴んだ彼らを、突如として巨大な森林火災が襲う。通信手段は絶たれ、文明から完全に孤立。燃え盛る炎、容赦ない自然の脅威が、彼らの肉体と精神を極限まで追い詰めていく。生きてこの発見を故郷へ届けるという目的は、いつしか壮絶な生存競争への変貌。ミハイル・カラトーゾフ監督が描く、圧倒的な映像美と人間の極限状態。
ネット上の声
- 『怒りのキューバ』『鶴は翔んでゆく』そして本作
- 【知られざる超絶の映画カメラマン】
- 俺氏、遂に初英語字幕鑑賞
- 冒頭部の、砂漠のようにさらさらと風で波打つ川の水面の質感にいきなり引きこまれる
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国ソ連
- 時間96分
- 監督ミハイル・カラトーゾフ
- 主演タチアナ・サモイロワ