同僚の失踪、残された不気味な音。日常に侵食する「何か」の気配が、現実と幻影の境界を溶かしていく、黒沢清監督が描く都市の恐怖。
東京で音響効果の仕事をするミチ。彼女の日常は、同僚のハルエが「幽霊を見た」という言葉を残して忽然と姿を消した日から崩れ始める。ハルエの部屋に残されていたのは、奇妙なノイズが録音された一本のテープ。失踪の謎を追うミチの周囲で、次々と不可解な出来事が起こり始める。壁の染み、不気味な音、そして現れる謎の人物。それは現実なのか、それとも彼女自身の精神が生み出した幻影なのか。じわじわと日常を蝕む恐怖の正体とは。
ネット上の声
- 消失した未来の日本の、消失した恋人の虚無的な物語
- 武田真治の住んでる部屋がメチャクチャお洒落
- くろさわさん初の”愛の物語”らしいよ!🤣
- 消失について
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督黒沢清
- 主演武田真治