革命の指導者レーニン、その最晩年。権力を失い、病に蝕まれる一人の男の孤独と苦悩を描く歴史ドラマ。
1923年、モスクワ郊外のゴルキ。かつてロシア革命を導いたウラジーミル・レーニンは、脳卒中の後遺症で言葉もままならず、車椅子での生活。スターリンによって実権を奪われ、厳重な監視下に置かれる日々。偉大な指導者の威厳はなく、そこにいるのは、ただ老いと病に苦しむ一人の人間。妻クルプスカヤとの穏やかな時間だけが心の支え。歴史の奔流から取り残された男が最期に見たものとは。静寂の中に人間の尊厳を問う、衝撃の肖像。
ネット上の声
- レーニンを描いた本作、ヒトラーの「モレク神」、昭和天皇ヒロヒトの「太陽」と、人な
- 個人に歴史の負債を背負わせられるか?
- ソクーロフにしてはわかりやすい
- 英雄のあまりにも寂しい晩年
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国ロシア,日本
- 時間94分
- 監督アレクサンドル・ソクーロフ
- 主演レオニード・モズゴヴォイ