東京の下町、ビール工場で働く男の淡い恋心と、息子への愛情を描く、小津安二郎監督が贈る人情喜劇。
昭和初期の東京、大森。ビール工場で働く喜八は、男手一つで息子の富夫を育てる実直な男。ある日、彼は新しく職探しに来た若い娘・春江に一目惚れしてしまう。息子の富夫の協力も得て、何とか春江の気を引こうと奮闘する喜八。しかし、春江が想いを寄せているのは、喜八の年若い同僚・次郎だった。自分の恋が叶わぬことを悟った喜八は、二人の仲を取り持とうと奔走する。そんな中、息子の富夫が病に倒れてしまう。息子の治療費を巡り、喜八は大きな決断を迫られる。下町に生きる人々の日常と親子の絆を温かく描いた、サイレント映画の名作。
ネット上の声
- 昨日、話題のインド映画「エンドロールのつづき」を見てきたら劇中で世界の偉大な映画
- 思いやりや義理人情が詰まった心温まる小津サイレント作品
- 愛情と友情をちょっとコミカルに・・・
- 小津サイレントの名作
ヒューマンドラマ
- 製作年1933年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督小津安二郎
- 主演坂本武