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山形県の小さな村を舞台に、稲作に生きる人々の営みと記憶を1000年の時間軸で捉えた、壮大なドキュメンタリー。
舞台は、山形県の山深くにある牧野村。監督とスタッフはこの地に住み込み、稲作を中心に村人たちの生活を記録。夏の猛暑、冷害との戦い、そして収穫の喜び。カメラは、ただ農作業を追うだけでなく、村の古老たちが語る昔話や土地の記憶、世代を超えて受け継がれる知恵を丹念に拾い上げる。近代化の波が押し寄せる中、自然と共に生きる人々の姿。それは、一千年の時を刻む日時計のような、壮大な生命の物語。
ネット上の声
- さて、次なる劇場は閉館決定した名古屋シネマテークさんです
- 道祖神のエピソードでどっかんどっかん大爆笑
- 字幕がないと聞き取れない方言で不思議な体験を喋り倒すおじいちゃんおばあちゃんたち
- 山形県牧野村に、スタッフが13年暮らし、稲の成長や、民話伝承を研究し、ドラマ仕立
ドキュメンタリー
- 製作年1987年
- 製作国日本
- 時間222分
- 監督小川紳介
- 主演土方巽
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暗黒舞踏の創始者・土方巽。封印された伝説の舞台が、30年の時を経てスクリーンに蘇る。
1973年の夏、京都大学西部講堂。日本の前衛芸術を牽引した舞踏家、土方巽がそこにいた。本作は、その過激さから長年封印されていた伝説の舞台「夏の嵐」の記録フィルム発見をきっかけに、稀代の芸術家の思想と肉体の軌跡を解き明かす。彼の舞踏は、既成概念を破壊し、人間の根源的な生と死をえぐり出す。狂気と静寂、醜と美が混在する圧倒的なパフォーマンスは、30年の時を超え、土方巽が何を表現しようとしたのかを観る者に鋭く問いかける。これは、伝説の舞踏家との魂の対話。
ネット上の声
- 「ものを握ることも握ったものをはなすこともできないのだ、という奇異な発想がまたや
- 1973年6月 京都大学西部講堂
ドキュメンタリー
- 製作年2003年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督荒井美三雄
- 主演土方巽
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記憶を失った男が辿り着いた孤島。そこは、狂気の科学者が支配する、おぞましき奇形人間の巣窟だった。
昭和初期の日本。精神病院から脱走した医学生・広介。彼は記憶を失っており、子守唄だけが過去との唯一の繋がり。その歌を手がかりに、人里離れた孤島へと辿り着く。島を支配していたのは、広介の父親と名乗る狂気の科学者・丈五郎。彼は「理想郷」を築くため、人間を改造し奇形人間を作り出す実験に没頭していた。島の住民たちの不気味な視線。次々と明かされるおぞましい秘密と、自らの出生の謎。広介はこの狂気の島から脱出できるのか。エログロ、怪奇、ミステリーが渦巻く、日本カルト映画の金字塔。
ネット上の声
- 花火を打ち上げるってのはこの事と知った。
- 噂通りの『仰天ムービー』だった!
- 洋邦対抗カルト映画合戦 邦画編
- 推理と怪奇が混ぜたような作品
花火が印象的、 ホラー
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督石井輝男
- 主演吉田輝雄
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舞踏家土方巽を舞台空間から街中に連れ出し踊る様を記録した文化映画。1976年公開当時、その異形さ故に未完成のまま封印された本作を、大内田圭弥監督が今は亡き土方巽の姿を後生に伝えるべく再編集し、ディレクターズ・カットとして新たに完成させた。
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間67分
- 監督大内田圭彌
- 主演土方巽