押繪の中の美女に魅入られた男。現実と幻想が交錯する、江戸川乱歩の妖しくも美しい悪夢の世界。
明治時代の浅草。魚眼鏡で見世物小屋を覗いていた「私」は、押繪の中の美女に恋をした老人と出会う。老人は語り始める。押繪師の兄と、その美しい妻、そして兄を慕う弟。愛憎が渦巻く三角関係の果てに、妻は押繪の中に閉じ込められてしまったのだと。老人は、その押繪を背負い、彼女を慰めるための旅を続けている。果たして、彼の話は狂人の妄想か、それとも恐ろしい真実か。
ネット上の声
- 浅草十二階と蜃気楼
- 子供時代に幻想的な体験をしている老人(浜村純)が、押絵の中にいる兄(飴屋法水)を
- 乱歩の作品の中でも結構好きなお話です
- 原作を読んでから鑑賞
サスペンス
- 製作年1994年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督川島透
- 主演益富信孝