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もし、あの電車に間に合っていたら?一つの「偶然」が男の人生を三つに分かつ、運命の物語。
1980年代、共産主義体制下のポーランド。医学生ヴィテクは、駅のホームを疾走。発車寸前の列車に間に合うか否か、その一瞬の偶然が彼の運命を三つの異なる道へと分岐させる。もし間に合えば、彼は党の熱心な活動家に。もし間に合わず警官ともみ合えば、反体制運動の闘士に。そして、もし列車を見送れば、政治と無縁の医師として穏やかな人生を。選択の先に待つそれぞれの出会いと葛藤。個人の意志は、時代の大きな流れの中でいかに無力か。観る者の人生観を揺さぶる、衝撃的な思索の旅。
ネット上の声
- ポーランドの面白いオムニバス風の物語!!
- 三通りの運命
- キエシロフスキが描く運命は神話的な宿命ではなく、都市の片隅にいる若者が「列車に乗
- 冒頭に脈絡のない映像が断片的に流れる、病院で血だらけのまま引きずられる人、引っ越
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国ポーランド
- 時間122分
- 監督クシシュトフ・キエシロフスキー
- 主演ボグスワフ・リンダ
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古い価値観を捨て、世界へ飛び出した若者。不条理な現実の「壁」に挑む、ポーランド派のシュールな青春寓話。
1960年代のポーランド。ひとりの医学生が、過去との決別を決意。彼は自分の持ち物を全て捨て、身一つで街へと繰り出す。彼の目に映る世界は、奇妙で不条理な出来事の連続。トラムの運転手として働く美しい女性と出会い、彼女を追い求めるが、二人の間には見えない「壁(バリエラ)」が立ちはだかる。戦争を経験した旧世代が作り上げた価値観、社会の常識、そしてコミュニケーションの断絶。若者の視点を通して、意味を失った現代社会をシュールかつ詩的に描き出す、イエジー・スコリモフスキ監督の傑作。
ネット上の声
- 別に煙草が爆発しなくとも自分の卑小さなんてもんは嫌というほど自覚してると思うが普
- 自由すぎる画面の作り込みと脈絡なく紡がれる会話に、多層化された静かなる反逆精神が
- レビューを先に見て全然分からないかもしれない…と思いつつ挑んだが絵になる画面と詩
- 仲間とのゲームで勝ち、金を手に入れた医学生の主人公は全てを投げ捨てて街を飛び出し
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国ポーランド
- 時間81分
- 監督イエジー・スコリモフスキ
- 主演ヨアンナ・シュチェルビツ
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巨匠イエジー・スコリモフスキ監督が、スターリン体制下の過去と対峙する卒業生たちの超現実的な一夜を描く。
獣医学校の卒業生たちが、同窓会で数年ぶりに再会。和やかな雰囲気で始まった会は、酒が進むにつれて次第に奇妙な様相を呈していく。彼らの脳裏に蘇るのは、学生時代、スターリンを批判したことで仲間の一人が退学させられた苦い記憶。罪悪感と過去の亡霊に苛まれ、彼らの会話や行動は現実と幻想の境界を曖昧にしていく。ポーランドの巨匠が、抑圧された時代の傷跡と個人の責任を、演劇的かつシュールな映像で問いかける衝撃作。
ネット上の声
- 挑戦的な語り口が魅力!
- 青春の狂騒の後に...
- 共産主義下における弾圧により公開できなかったことについて、検察局にブチ切れている
- 2014.12.22@シアター・イメージフォーラム(ポーランド映画祭)
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国ポーランド
- 時間80分
- 監督イエジー・スコリモフスキ
- 主演イエジー・スコリモフスキ
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ナチス占領下のワルシャワで、無軌道な若者が愛とイデオロギーに目覚め、レジスタンスに身を投じる青春戦争叙事詩。
第二次世界大戦末期、ナチス・ドイツ占領下のポーランド、ワルシャワ。目的もなく日々を過ごしていた若者スタフは、美しい女性闘士ドロタとの出会いをきっかけに、共産主義の地下抵抗組織に加わる。仲間との友情、裏切り、そして死。過酷な現実を目の当たりにしながら、彼は無垢な少年から冷徹な戦士へと変貌を遂げていく。ポーランド映画界の巨匠アンジェイ・ワイダが描く、「抵抗三部作」の原点にして、戦争が若者から何を奪い、何を与えたのかを問う衝撃作。
ネット上の声
- 戦後ポーランド映画はここから始まった
- 三部作の中ではかなり落ちますが・・・
- 短パン姿のポランスキーが観られます。
- 自由を希求する若者たちのエネルギー
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間88分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演タデウシュ・ウォムニツキ
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17世紀、スウェーデンの侵略に苦しむポーランドを舞台に、ある青年騎士の恋を中心に描く。製作はヴィルヘルム・ホレンデル、監督はイェジー・ホフマン。ヘンリック・シェンキヴィッチの原作を基にイェジー・ホフマンとアダム・ケルステンとヴォイチェフ・ジュクロフスキが脚色。撮影はイェジー・ウォイチック、音楽はカジミエシュ・セロツキー、美術はヴォチチェフ・クリシュトフィアク、衣裳はマグダレーナ・テスワフスカが各々担当。出演はダニエル・オルブリフスキ、マウゴジャータ・ブラウネック、タデウシュ・ウォムニツキ、ヴワディスワフ・ハニチャ、レシェック・テレシンスキ、カジミェレ・ヴィフニヤレ、リシャルト・フィリプスキ、スタニスラフ・ヤシュキェヴィッチ、フランチシェク・ピェチカ、ピョートル・パウウォフスキーなど。
ネット上の声
- 17世紀、スウェーデンの侵略に苦しむポーランドを舞台に、ある青年騎士の恋を描く
- NO.8「え」のつく元気になった邦画
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国ポーランド
- 時間183分
- 監督イェジー・ホフマン
- 主演ダニエル・オルブリフスキー
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ウォルター・ディグルマンの原作を、デイヴィッド・ベクスラーが脚色、A・フォードとF・マターが監督した。撮影は「ハスラー」のオイゲン・シャフタン、音楽はロバート・ブランが担当した。医学顧問はハンス・ワイス。製作は、「山河遥かなり」のラザール・ベクスラー。出演は、タデウツ・ロニッキ、ルネ・デルトゲン、マルグリート・ニューハウス、フレッド・タナー、ヴェラ・ジェシイ等。ドイツ・スイス合作作品。
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国ドイツ,アメリカ
- 時間---分
- 監督A・フォード
- 主演タデウシュ・ウォムニツキ