「月曜日に乾杯!」などで知られる旧ソ連ジョージア出身の名匠オタール・イオセリアーニが1970年に手がけたコメディ。ジョージアの首都トビリシを舞台に、自己中心的でお調子者だがどこか憎めない青年のせわしない日常を描く。
オペラ劇場のオーケストラの一員であるティンパニー奏者ギアは遅刻の常習犯で、練習の時のみならず演奏会にも度々遅刻する。さらに本番中にも出番の合間に会場を抜け出して街へと繰り出し、終演間際に慌てて戻って来てどうにか最後の一打に間に合わせる始末。女性や友人、家族に対してもルーズな彼は、約束を交わしては忘れたり突然家に押しかけたりと自分勝手な行動を繰り返すが、その憎めない人柄は周囲の人々を魅了していく。
日本では2004年開催の特集上映「イオセリアーニに乾杯!」で初公開された。
ネット上の声
- すべてうたかた
- かなりいい加減な奏者(笑)
- タイトルとても良いな、とずっと思っていて念願の鑑賞だったのだががっつり寝てしまっ
- 出番が少なくて暇だからと劇場から抜け出して街をブラブラ歩き回っては立入禁止場所に
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国ジョージア
- 時間82分
- 監督オタール・イオセリアーニ
- 主演ゲラ・カンデラキ