宗教の壁を越え愛を誓った二人。しかし、ボンベイを襲った暴動が、家族の幸せを無情にも引き裂く。インド映画の傑作。
舞台は1990年代のインド。ヒンドゥー教徒の新聞記者シェカルと、イスラム教徒のシャイラー・バーヌは、互いの家族の猛反対を押し切り駆け落ち。大都市ボンベイで新生活を始め、双子の子供にも恵まれ、ささやかな幸せを築いていた。しかし、1992年に発生した宗教対立による大規模な暴動が、街を炎と憎悪で包み込む。混乱の中、離れ離れになってしまう子供たち。愛する我が子を探し、狂気の街をさまよう二人。宗教が生んだ憎しみの連鎖の中で、彼らが目の当たりにする現実。家族の愛の力が試される、衝撃の物語。
ネット上の声
- インド映画って歌って踊るだけじゃないんだなと衝撃を受けた。ヒンドゥーとイスラムの対立っていう重いテーマを、恋愛を軸に描いてて、最後はもう涙なしには見られない。音楽も最高。
- これぞ本物の映画。愛の力と、人間の愚かさが描かれていて、心揺さぶられました。
- 宗教対立の話でかなりシリアス。急に歌い出すシーンはちょっとびっくりしたけど(笑)、それも含めてインド映画の魅力なのかな。主人公カップルが健気で応援したくなる。
- 初めて観たインド映画がこれでよかった。ただの恋愛映画じゃなくて、社会問題にも切り込んでるのがすごい。
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国インド
- 時間141分
- 監督マニ・ラトナム
- 主演アラヴィンドスワーミ