パリの橋の下で暮らす泥酔男に訪れた奇跡。聖なる借金を返すための、さすらいと魂の救済を巡る物語。
1930年代、冬のパリ。セーヌ川の橋の下で暮らすアルコール依存症の浮浪者アンドレアス。ある日、見知らぬ紳士から200フランの施しを受ける。条件は「都合の良い時に教会にいる聖テレーズの像に返すこと」。この奇跡的な出会いを機に、アンドレアスは借金を返そうと試みる。しかし、昔の恋人との再会や予期せぬ出来事が次々と彼の行く手を阻み、手にした金は酒に消えていく。果たして彼は聖なる約束を果たせるのか。ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞に輝いた、魂の彷徨を描く傑作。
ネット上の声
- 楽しめる快作。
- 「この映画はすべてがフィクションでは無い」とのことであり、おそらく「彼」が見てし
- 誰が何を見ているのか切り返しによってパスが受け渡されていく視線劇というものに全然
- 『婚約者たち』か『ポー川のひかり』がベストだと思っていたけど、これまたやばすぎオ
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国イタリア
- 時間107分
- 監督エルマンノ・オルミ
- 主演マルコ・エスポジド