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1986年、ソビエト連邦時代のジョージア(グルジア)で製作され、当時のソ連で大ヒットを記録した脱力系SFコメディ。ある日、建築技師のマシコフは、「あそこに自分は異星人だという男たちがいる」と困った様子の学生ゲデバンに助けを求められる。異星人など信じられないマシコフが、その男たちが持っていた空間移動装置のボタンを押すと、次の瞬間、マシコフとゲデバンは地球から遠く離れたキン・ザ・ザ星雲のプリュク星へとワープしていた。そこでは何故か地球のマッチが超貴重品で、2人はマッチの価値を利用してなんとか地球へ帰ろうとするのだが……。日本でもカルト的人気を誇り、89年に都内の劇場で行われた「ソビエトSF映画祭」で初めて紹介された後、2001年にニュープリント版、16年8月にデジタルリマスター版で公開。21年5月にはアニメ版「クー!キン・ザ・ザ」の公開にあわせ、実写版の本作も4度目の劇場公開を果たす。
ネット上の声
- あなたはきちんと自分の住所が言えますか?
- クー。(傑作)新アニメ版この冬登場?
- みんなで広げよう【クウー】の…輪!!
- あちらでは国民的映画…らしい
コメディ、 SF
- 製作年1986年
- 製作国ソ連
- 時間134分
- 監督ゲオルギー・ダネリア
- 主演スタニスラフ・リュブシン
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戦争で引き裂かれた男女が17年ぶりに再会、愛を取り戻すまでを5夜のエピソードで描く。監督は「ヴァーリャ! 愛の素顔」のニキータ・ミハルコフ、アレクサンドル・ボロージンの原作を基にアレクサンドル・アダバシャンとミハルコフが脚色。撮影はパーヴェル・レベシェフ、音楽はM・ブランク、美術はアレクサンドル・アダバシャンとアレクサンドル・サムレキンが担当。出演はリュドミラ・グルチェンコ、スタニスラフ・リュブシン、ワレンティナ・テリーチキナなど。
ネット上の声
- ダネリヤ「私はモスクワを歩く」やカラトーゾフ「赤いテント」のミハルコフ
- ラストシーンの
- 製作年1979年
- 製作国ソ連
- 時間102分
- 監督ニキータ・ミハルコフ
- 主演リュドミラ・グルチェンコ
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60年代のモスクワを舞台に、当時のロシアの若者の姿を追った青春映画。62年に製作されたものの、フルシチョフによって検閲され、修正版が作られた。しかし65年のヴェネチア映画祭でこの版は審査員特別賞を得ると同時に、第1回ローマ国際映画祭で金賞を受賞。90年に監督自ら復元版を完成、日本がこの復元完全版の世界初公開となった。マルレン・フツィエフ監督は、セルゲイ・パラジャーノフと同じく、イーゴリ・サフチェンコ監督モスクワ国立映画大学で師事し、58年に第1作『二人のフョードル』を完成させた。その後、ミハイル・ロンムの遺作となった『それでも私は信じる』を共同で完成させるなど製作を続けている。脚本はG・ダネリア監督の『私はモスクワを歩く』で高い評価を得たゲンナジー・シバリコフ。ヌーヴェル・ヴァーグ的作風を彷彿とさせる撮影は、後にバレエ映画『アンナ・カレーニナ』(日本未公開)を監督し、直後に他界したマルガリータ・ピリーヒナ。音楽はN・シデリニコフが担当し、ロシア民謡とともに、『聖者の行進』を始めとするアメリカのジャズやダンス・ミュージックが使用されている。美術はイリーナ・ザハーロワ。出演は主役のヴァレンティン・ポポフ、本作出演後にミハルコフの「五つの夜に」に出演したスタニスラフ・リュブシン、マリアンナ・ヴェルティンスカヤなど、新人俳優で固められている。その中には後に一連のアンドレイ・タルコフスキーの作品に顔を覗かせるニコライ・グベンコも含まれている。また、まだ若々しいアンドレイ・タルコフスキー、ミハイル・コンチャロフスキーや、エフトゥシェンコ、アフマドゥーリナといった著名な詩人たちも姿を見せている。
ネット上の声
- まずはこの名作をmubiで見れたことに感謝したい
- ソ連ヌーベルバークの結実
- これはちょっと良い映画すぎるでしょう ヌーヴェルヴァークとも形容しがたい、父不在
- 舞台はモスクワ、セルゲイを中心に青年3人の苦悩や葛藤、恋愛を描く
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国ソ連
- 時間198分
- 監督マルレン・フツイエフ
- 主演ヴァレンティン・ポポフ