-
第二次大戦下、前線記者が目にした束の間の平和。戦争の真実と虚構が交錯する20日間の記録。
1942年、第二次大戦下のソ連。スターリングラードの最前線から戻った従軍記者ロパーチン。20日間の休暇を得て、自身の記事を元にした映画の監修のため後方の街タシケントを訪れる。そこで彼が目にしたのは、戦争の熱狂とは無縁に思える人々の日常と、戦争を英雄譚として描く撮影現場。前線の過酷な現実と、後方で消費される「物語」との埋めがたい溝。束の間の出会いと別れを経て、彼が再び戦場へ戻る前に見出した戦争の真実。
ネット上の声
- 北方領土を考えると
- 切り離すこと
- 主人公を映してきたところから、最前線ではない町に住む普通の人に時折カメラが寄って
- 戦争映画、戦争演劇といった、物語化された戦争が劇中劇として出てくるいっぽう、映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国ソ連
- 時間102分
- 監督アレクセイ・ゲルマン
- 主演ユーリー・ニクーリン
-
戦争が引き裂いた男女の18年。モスクワを舞台に、偶然の再会から始まる五日間の愛の物語。
第二次大戦後のモスクワ。戦争で引き裂かれ、18年ぶりに偶然再会した男イリインと女タマーラ。シベリアでの放浪生活を経てきたイリインは、みすぼらしい今の自分を隠すため、つい「技師長だ」と見栄を張ってしまう。一方、タマーラもまた、彼を待ち続けた長い年月の間に心を固く閉ざしていた。空白の時間を埋めるように言葉を交わす二人だが、一つの嘘が互いの間に見えない壁を作る。過ぎ去った過去への後悔と、変わらぬ愛情。雪解けのモスクワを舞台に、不器用な男女が織りなす、五つの夜にわたる切なくも温かい愛の軌跡。
ネット上の声
- ダネリヤ「私はモスクワを歩く」やカラトーゾフ「赤いテント」のミハルコフ
- ラストシーンの
- 製作年1979年
- 製作国ソ連
- 時間102分
- 監督ニキータ・ミハルコフ
- 主演リュドミラ・グルチェンコ
-
駅の構内食堂に働くウェートレスと妻が起こした交通事故の罪をかぶって服役することになったピアニストの出合いと愛の顛末を描く。監督は「すべてを五分で」(56年)のエリダル・リャザーノフ、脚本はエミーノ・ブラギンスキーとリャザーノフ、撮影はワジーム・アリーソフ、音楽はアンドレイ・ペトロフ、美術はアレクサンドル・ボリソフが担当。出演はリュドミラ・グルチェンコ、オレーグ・バシラシヴィリ、ニキータ・ミハルコフなど。
ネット上の声
- 人身事故の罪で服役を控えたピアニストと駅のレストランで働くウェイトレスとの、出会
- ソ連の庶民派ドラマ
- 最悪の出会いから始まった恋は加速を続けもう止まらぬ超特急でゴー!!!みたいな映画
- 妻の起こした人身事故の身代わりとして刑に服している男の回想
恋愛
- 製作年1982年
- 製作国ソ連
- 時間135分
- 監督エリダール・リャザーノフ
- 主演リュドミラ・グルチェンコ
-
年に一度のソ連の祝祭日“カーニヴァル”を舞台にした音楽喜劇。軽演劇畑の喜劇作者ボリス・ラスキンとウラジミール・ボリヤコフの脚本を若手のエリダル・リャザーノフが監督した。撮影はアルカージイ・コリツァトイ。作曲アナトーリー・レーピン。主演はモスクワ映画大学卒の新人リュドミラ・グルチェンコ、喜劇俳優のイーゴリ・イリンスキー、ほかにユーリー・ベロフ、ゲオルギー・クリコフなど。
ミュージカル、 コメディ
- 製作年1956年
- 製作国ソ連
- 時間76分
- 監督エリダール・リャザーノフ
- 主演イゴール・イリンスキー