戦前の日本、家のために愛なき結婚を選んだ娘。封建的な社会で、自己犠牲の果てに彼女が見出すものとは。
昭和初期の日本。大学教授の父を持つヒロイン、河野ひろ子。父の借金返済のため、彼女は裕福な銀行員の青年との望まぬ結婚を決意。しかし、嫁ぎ先は冷たく、夫の心も自分にはない。封建的な家風の中で孤独を深め、耐え忍ぶ日々。実家への仕送りを続けるひろ子だったが、やがてその結婚生活は破綻。全てを失い、傷心のうちに実家へと戻る彼女。そこで待ち受けていたのは、予期せぬ現実と、自らの人生を歩むための新たな決断。女性の悲哀と強さを描く不朽の名作。
ネット上の声
- 虐められるほどに美しい
- 面白かったし、終盤気持ちよかった
- 最初に観た作品からずっと感じてたことだけど、成瀬巳喜男はそうそう見ないほどの人格
- この辺りから成瀬は小津とほとんど同一であった視点が乖離して、ベクトルが悲劇へ向い
ヒューマンドラマ
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間74分
- 監督---
- 主演入江たか子