漫画を初めて職業とし、「近代漫画の父」とうたわれた北沢楽天の半生を描いた伝記ドラマ。西洋漫画の手法を学んで風刺画を近代漫画として確立し、明治から昭和にわたって活躍した楽天を、イッセー尾形が演じた。風刺画家として福沢諭吉にその才能を見いだされた若かりし楽天は、「日本初の職業漫画家」となり、一気に売れっ子の道を駆け上っていく。時代の寵児となり、政界からも一目置かれる存在となった楽天は、多くの弟子を養成して新しい表現方法にも次々に挑戦。「ポンチ絵」と呼ばれて蔑まれていた風刺画を、「漫画」というひとつのジャンルとして広く世に浸透させていった。しかし、時代が下るにつれて世の中には次第に暗雲が立ち込め、楽天や漫画はもちろん、日本全体が黒い渦の中へと巻き込まれていく。共演に、楽天を支え続けた妻いの役の篠原ともえ、福沢諭吉役のモロ師岡ら。監督はこれが長編2作目の大木萠。
ネット上の声
- 楽天さんの素晴らしさがいまいち伝わってこない
- 劇伴の音が大き過ぎ
- 「漫画家」の歴史
- 軽く見せておきながら…最高傑作の一つ。
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督大木萠
- 主演イッセー尾形