閉塞感漂う地方都市を舞台に、未来への不安と焦燥を抱える若者たちの刹那的な日常とすれ違う心を描く青春群像劇。
何もない地方都市。高校を卒業し、特に目標もなく日々を過ごすユウキとタクヤ。彼らの日常は、単調なアルバイトと仲間との他愛ない時間で埋め尽くされていた。しかし、心の奥底では、このままではいけないという焦りと、都会への漠然とした憧れが渦巻いている。そんな中、地元の夏祭りをきっかけに、彼らの人間関係は微妙に変化し始める。些細な嘘、すれ違う想い、そして将来への選択。空っぽ(エンプティー)な心を満たそうともがく若者たちの姿を通して、誰もが経験する青春の痛みと輝きをリアルに映し出す。彼らが見つめる空の青は、希望か、それとも絶望か。
ネット上の声
- 難解、意気地ない主人公にもイラつかされる
- これがあるから単館作品鑑賞をやめられない
- 良い作品とわかるまで、時間がかかり過ぎ
- 外側から内面に移っていく映画です。
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督帆根川廣
- 主演秦秀明