封印された歴史「アルメニア人虐殺」。その悲劇を映画化する現場と、歴史を背負う家族の葛藤が交錯する、記憶を巡る物語。
現代のカナダ、トロント。美術史家のアニは、歴史の闇に葬られた「アルメニア人虐殺」をテーマにした映画製作に、コンサルタントとして参加していた。ある日、彼女の息子ラフィが、撮影用のフィルムと偽って謎の缶をトルコから持ち帰ろうとし、税関で足止めされる。退職間近の税関職員デヴィッドによる尋問が始まる。尋問を通して、映画の撮影風景、虐殺の生存者である画家の物語、そしてアニとラフィの家族の歴史が複雑に絡み合っていく。歴史の真実とは何か、そして悲劇の記憶は如何に継承されるのかを問う重層的なドラマ。
ネット上の声
- あまり知られていない歴史事実
- 偉大なる母は何処にでもいる
- 知名度が低いのが残念
- 100万人虐殺
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国カナダ,フランス
- 時間115分
- 監督アトム・エゴヤン
- 主演デヴィッド・アルペイ