全3作品。ポール・キャヴァナーが出演した映画ランキング

無実の罪で楽園を追われた男。愛する妻の元へ帰るため、彼の前に立ちはだかるのは非情な法と大自然の猛威。

南太平洋に浮かぶ楽園の島、マヌクラ。島民に愛される純朴な青年テランギは、愛する妻マラマと幸せに暮らしていた。しかし、白人総督への些細な反抗が原因で、理不尽にも投獄されてしまう。ただ愛する家族の元へ帰りたい一心で、彼は何度も脱獄を試みるが、その度に冷酷な法が彼を打ちのめす。そして、彼の運命をさらに翻弄するかのように、島には史上最大級のハリケーンが迫っていた。文明の法と自然の猛威、その両方に立ち向かう男の愛の物語。

「罪じゃないわよ」に次ぐメイ・ウェスト主演映画で、マリオン・モーガンとジョージ・Ｂ・ダウエルが協力して書き下ろした物語を例によって主演者ウェスト自ら脚色して台詞を書き、「可愛いマーカちゃん」「帰らぬ船出」のアレクサンダー・ホールが監督に当たり、「罪じゃないわよ」「わが胸は高鳴る」のカール・ストラッスが撮影した。助演は「銀鼠流線型」「ターザンの復讐」のポール・カヴァナーを始め、「私のダイナ」のマージョリー・ゲイトソン、レヴュー、オペレッタの舞台に立っていたティト・コラル、「久遠の誓い」のギルバート・エメリー、「第三階級」のモンロー・オーズリー及びフレッド・コーラー、「爆弾の頬紅」のイヴァン・レベデフ等である。

「愛する権利(1930)」「夫無き妻」と同じくルース・チャッタートン主演映画で、劇作家ジョン・ヴァン・ドルーテンが書き下ろしの原作に基づいて「街の紳士」のイヴ・アンセルが脚色し、「赤新聞」「トム・ソーヤーの冒険(1930)」のチャールズ・ラングが撮影した。助演者は「市街」「愛する権利(1930)」のポール・ルーカス、「雷親爺」「戦争と貞操」のポール・カヴァナー、「キック・イン」「夫無き妻」のジュリエット・コンプトン、舞台俳優のドナルド・クック「噂の姫君」のエミリー・フィッツローイその他である。