食卓を囲むのは、家族の会話か、心の距離か。あるユダヤ系移民家族の肖像を、食事風景だけで描く物語。
舞台は20世紀後半、ニューヨーク。ヨーロッパから移住してきたユダヤ系の一家。物語は、彼らが囲む朝食、夕食、祝いの席といった様々な食事の風景を、定点カメラで淡々と映し出す。交わされる会話から浮かび上がるのは、故郷への郷愁、世代間の価値観の断絶、そしてアメリカ社会への複雑な想い。何気ない食卓の風景の中に、家族の歴史、葛藤、そして愛憎が凝縮されていく。ある一人の告白が、食卓の空気を一変させるまでは。
ネット上の声
- 作風の変幻自在ぶりには驚かされますが、これはあまりハマらず
- アケルマンには身体がない、ともいえるぐらいきれぎれに、あるのかないのかわからない
- インタビュー形式のドキュメンタリーのようでいて、悲劇と喜劇が混じった不思議な作品
- 話してる内容はとても重い事だけど、撮り方のせいか俳優の演技のせいか、全てが冗談と
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国フランス,ベルギー
- 時間97分
- 監督シャンタル・アケルマン
- 主演マーク・アミティン