カフカの未完小説を映像化。巨大な資本主義社会アメリカで、理不尽に翻弄される孤独な青年の彷徨。
故郷を追われ、新大陸アメリカへと渡った16歳の青年カール・ロスマン。叔父との出会い、そして理不尽な勘当。大都会を一人彷徨い、ホテルマンや使用人として職を転々とする日々。しかし、彼の純粋さと誠実さは、階級社会の不条理なシステムの中で常に裏切られる運命。ストローブ=ユイエ夫妻による、徹底的に削ぎ落とされた演出。カフカが描いた世界の冷徹さと、その中で生きる個人の無力感の鮮烈な描写。
ネット上の声
- 行き当たりばったりの孤独な青年。
- 留まってはいけない
- カフカ原作!
- 人がただたってるだけのカットが異常にカッコよくてどうやったらこんなもん撮れるんだ
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国ドイツ
- 時間126分
- 監督ジャン=マリー・ストローブ
- 主演クリスチャン・ハイニシュ