全5作品。三木本賀代が出演した映画ランキング

蔵に秘められた女の業と情念。老舗造り酒屋を舞台に繰り広げられる、濃密な人間ドラマ。

江戸時代、由緒ある造り酒屋。その家の象徴である土蔵には、一族の歴史と繁栄、そして決して語られぬ秘密が眠っていた。蔵に嫁いだ一人の女、おみつ。彼女が偶然知ってしまったのは、蔵の奥深くに隠された一族の忌まわしき過去。家の名誉か、己の心か。閉ざされた蔵の中で、愛憎と欲望が渦巻き、彼女の運命を狂わせていく。逃れられぬ宿命に翻弄される女の生き様を描く、衝撃の物語の開幕。

もし、あなたが当事者になったら？ 日常の隣に潜む性犯罪の罠と、その法的な現実を暴く問題提起作。

痴漢、強制わいせつ、強姦。私たちの社会に存在する性犯罪について、法律はどのように機能するのか。具体的な事例を基に、複雑な法律の仕組みを徹底解説。加害者の心理、被害者の苦悩、そして捜査の現場で起きていること。法律の条文だけでは見えてこない、人間の感情が渦巻く現実がそこにある。これは、すべての人が知るべき「自分ごと」の物語。社会に潜む闇と、法の下の正義を鋭く問う一作。

仕込み杖が唸りを上げる！恩義と人情の板挟みになった市が、非情なやくざ一家に正義の刃を向ける時代劇活劇。

江戸時代の宿場町。旅の途中で病に倒れた盲目の按摩師・座頭市は、土地のやくざの親分・甚兵衛に助けられる。その恩義から甚兵衛一家に草鞋を脱ぐ市。しかし、甚兵衛は対立するやくざ一家との抗争に市を利用するため、彼を客人として迎え入れたのだった。甚兵衛の非道なやり口を知り、恩義と正義の間で市の心は激しく揺れ動く。やがて、二つの組の対立が激化する時、市が下す苦渋の決断。

今東光の原作を、「怪談おとし穴」の舟橋和郎と、「妖怪百物語」の吉田哲郎が共同でシナリオ化し、「続やくざ坊主」の池広一夫が監督した風俗もの。撮影は「秘録おんな牢」の武田千吉郎。

「秘録おんな蔵」の浅井昭三郎がシナリオを執筆し、「座頭市果し状」の安田公義が監督した「秘録おんな牢」の続篇。撮影は「関東女やくざ」の牧浦地志。