父が遺したヌーディストキャンプ。後継者となった男パトリックの関心はただ一つ、愛用のハンマーの行方。奇妙で愛おしい、喪失と再生の物語。
ベルギーの森深く、そこには解放的なヌーディストキャンプがある。家具職人として働く内気な男パトリックは、創設者である両親と暮らしていた。ある日、リーダーである父が急死。キャンプの未来が彼に託される。しかし、パトリックの頭の中は、時を同じくして消えたお気に入りのハンマーのことでいっぱいだった。父の死や後継問題には目もくれず、ひたすらハンマーを探し続ける奇妙な行動は、個性豊かな住人たちとの間に波紋を広げていく。たかがハンマー、されどハンマー。彼の執拗な捜索は、やがて父の死の秘密へと繋がっていく。
ネット上の声
- ヌーディストキャンプで両親と暮らすパトリック38歳が自立と自由を手に入れるまで
- ヌーディスト村で暮らすアラフォー男の自立と立ち直りを描いた作品
- 国立映画アーカイブの上映企画「EUフィルムデーズ2021」にて鑑賞
- 映し方も関係性も感じさせる予感も無謀なこだわりも好みだった
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国ベルギー,オランダ
- 時間97分
- 監督ティム・ミーランツ
- 主演ケヴィン・ヤンセンス