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キルギスの大草原、思春期の少年が抱く淡い恋心と、盗んだ卵が繋ぐ家族の絆の物語。
中央アジア、キルギスの雄大な自然に囲まれた小さな村。母と二人で暮らす12歳の少年ベシュケンプール。村では「私生児」と蔑まれ、孤独な日々。そんな彼の心を照らすのは、同級生の少女への淡い恋心。ある日、彼は少女の気を引くため、そして貧しい家計を助けるために、共同組合の鶏舎から卵を盗むことを決意。この小さな冒険が、少年の日常を大きく揺るがし、知られざる父の存在と家族の真実へと彼を導く。純粋な想いと厳しい現実が交差する、少年の成長の記録。
ネット上の声
- 思春期の少年たち
- キルギス映画
- 自転車の二人乗りがみんなしたくて、女の子を前に乗せたいが故にこっそり後ろの荷台を
- 言葉が同じだったら、日本映画と言われても信じたかもしれないくらい、不思議と異国の
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国キルギス,フランス
- 時間81分
- 監督アクタン・アブディカリコフ
- 主演ミルラン・アブディカリコフ
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貧しい村に光を灯すため電気を盗む男。彼のささやかな夢が、人々の心を照らす感動の物語。
中央アジア、キルギスの小さな村。村人から「光のおじさん」と慕われる電気技師スヴェット・アケ。彼は貧しさゆえに電気を止められた人々のために、夜な夜な電線を繋ぎ、光を盗んで届ける人気者。彼の夢は、村に大きな風車を建て、皆にクリーンなエネルギーを届けること。しかし、その素朴で優しい願いは、利権に群がる役人や資本家によって脅かされていく。近代化の波に翻弄され、失われゆく共同体の絆。それでも彼は、愛する村と人々のために奔走する。
ネット上の声
- アイロンかけながら観てたせいか良くわかんなかったけど多分アイロンかけてなくても何
- 絶対に違うのに、前作「あの娘と自転車に乗って」と地続きなようにも感じる、アクタン
- もう意味のなさない櫛の使い道を探して、まだ知らぬ快楽に想いを馳せる
- 2001年頃のキルギスのたぶんちょっとやんちゃかなぐらいの若者の日常
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国フランス,キルギス,日本
- 時間90分
- 監督アクタン・アブディカリコフ
- 主演ミルラン・アブディカリコフ
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「あの娘と自転車に乗って」「馬を放つ」などで知られる中央アジアの名匠アクタン・アリム・クバトが、母国キルギスのインターネットニュースで見つけた実話に着想を得て、出稼ぎ先のロシアで記憶と言葉を失い故郷へ帰ってきた父とその家族を描いたヒューマンドラマ。
23年前にロシアへ出稼ぎに行ったまま行方がわからなくなっていたザールクが、キルギスの村に帰ってきた。家族や村人たちは記憶と言葉を失った彼の姿に動揺するが、そこにザールクの妻であるウムスナイの姿はなかった。周囲の心配をよそに、ザールクは村にあふれるゴミを黙々と片付ける。そんなザールクに、村の権力者による圧力や、近代化の波にのまれていく故郷の姿が否応なく迫る。
クバト監督が主人公ザールクを自ら演じた。2022年・第35回東京国際映画祭コンペティション部門出品。
ネット上の声
- 長年行方不明だった父が、郷里のキルギスに突然戻ってきたものの、記憶...
- スクリーン越しにキルギスの大地に触れられる喜び
- アクタン・アリム・クバト監督、脚本、主演
- お父さん、なぜ記憶を失ったのかな?なぜ言葉を失ったのかな?でもあの木立をきれいに
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国キルギス,日本,オランダ,フランス
- 時間105分
- 監督アクタン・アリム・クバト
- 主演アクタン・アリム・クバト