「格子なき牢獄」のレオニード・モギーがアルフレッド・マシャールとオリジナル・シナリオを書き、自ら監督した思春期映画で、ジュゼッペ・アマート製作による一九五〇年度作品。脚色には上述二人に、パオラ・オジェッテイ、オレステ・ビアンコリ、ジュゼッペ・ベルトの三人が協力している。撮影はマリオ・クラヴェーリとレナート・デル・フラーテの協同、音楽は「靴みがき」のアレッサンドロ・チコニーニの担当である。主演者は「靴みがき」「自転車泥棒」の監督者ヴィットリオ・デ・シーカ(彼は戦前二枚目俳優として活躍)以下アメリカ渡りのロイス・マックスウェル、本映画に処女出演してハリウッドに買われたアンナ・マリア・ピエランジェリ(アメリカの芸名はピア・アンジェリ)、ジノ・レウリイニの他、フランスから「情婦マノン」のガブリエル・ドルジアが参加している。思春期の少年少女達に対する正しい性教育が如何に必須なものであるか、臆病な秘密主義が如何に彼らを毒するか--を描こうとしたメロドラマ。
ネット上の声
- 表向きは郷愁誘う小中学生あるある青春譚といったところだが、肉親含め全ての教育者へ
- 思春期前の自然な異性への興味と性衝動、大人が対処出来ずにはぐらかし取り繕う結果が
- 「赤ちゃんはどこから来るの?」という定番の疑問に、「キャベツの中」「コウノトリが
- 私の初恋の人ジェームズ・ディーンの恋人だったピア・アンジェリのイタリア時代の主演
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国イタリア
- 時間102分
- 監督レオニード・モギー
- 主演アンナ・マリア・ピアアンジェリ