病の娘のため、男は強盗になった。刑事と夫婦が過ごす、息詰まる一夜のサスペンス。
1930年、東京。男・俊作は、重い病に苦しむ娘の手術代のため、拳銃を手に強盗を働く。大金を手にして帰宅した彼を待っていたのは、全てを察した妻と、一人の刑事。刑事は俊作を犯人と断定するが、娘の容態を見て「朝まで待つ」と告げる。病の娘が眠る一部屋で始まった、犯人である夫、彼を庇う妻、そして職務を全うしようとする刑事、三人の奇妙で緊張に満ちた一夜。夜明けが近づくにつれ、それぞれの想いが交錯する。家族の愛と罪が引き起こす、緊迫の心理劇。
ネット上の声
- 伴奏がないサイレント映画はマジで初めて観た
- サイレントに於ける音の表現は
- 暗黒街の小津2
- 【人間は眠ってはいけない時に眠くなる生きもの。それを人間の善性と結び付けたサイレントヒューマンドラマ。】
ヒューマンドラマ
- 製作年1930年
- 製作国日本
- 時間66分
- 監督小津安二郎
- 主演岡田時彦