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吟遊詩人と富豪の娘の恋物語を耽美的に描く映像絵巻。「火の馬」のセルゲイ・パラジャーノフ監督のこれが遺作となった。共同監督はダヴィッド・アバシーゼ、ミハイル・レールモントフの原作を基に脚本はギーヤ・バドリッゼ、撮影はアルベルト・ヤブリヤン、音楽をジャヴァンシル・クリエフが担当。出演はユーリー・ムゴヤン、ヴェロニカ・メトニッゼほか。
ネット上の声
- B級の匂いもある芸術作品。
- 奇想天外奇妙奇天烈
- 身分違いの結婚を許されなかった吟遊詩人アシク・ケリブは立派な男となって戻ってくる
- 摩訶不思議で目眩く絵と音楽はずっと綺麗で好きなシークエンスは沢山あるけどテンポは
ファンタジー
- 製作年1988年
- 製作国ソ連
- 時間78分
- 監督セルゲイ・パラジャーノフ
- 主演ユーリー・ムゴヤン
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舞台は18世紀のアルメニア。偉大なる詩人サヤト・ノヴァの生涯を、伝統的な伝記映画の手法を一切用いずに描く。彼の幼年期、宮廷での恋、修道院での苦悩、そして老い。物語はセリフではなく、宗教画のように構成された圧倒的な映像美と象徴的なイメージの連続で語られる。ざくろの赤、羊皮紙の質感、響き渡る民族音楽。観る者の感性に直接訴えかける、詩そのものが映画となったかのような体験。これはサヤト・ノヴァの魂の旅路を追体験する、唯一無二の芸術作品。
ネット上の声
- 本堂の仏様の真裏を見てしまったような、、
- きらびやかで、神秘的。舞踏するイコン。
- 超絶傑作。観客が必ず昏睡する映画
- 映画ではない。絵画である。
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国ソ連
- 時間73分
- 監督セルゲイ・パラジャーノフ
- 主演ソフィコ・チアウレリ
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予言に従い、生きたまま砦に埋め込められた中世グルジアの伝説に基づくこの映画は、彩色写本や中世のイコンから現実に踊り出たような謎めいたシークエンスで綴られる不思議なパノラマ。監督は、「火の馬」「ざくろの色」「アシク・ケリブ」のセルゲイ・パラジャーノフ。共同監督のダヴィッド・アバシーゼは、パラジャーノフの幼な友達であり、グリジア共和国人民芸術家の称号を持つ俳優でもある。また、ペレストロイカによってパラジャーノフの生涯初めての公式プレミアが1985年のモスクワで行われた作品としても記憶される。
ネット上の声
- 不当に忘れられている傑作
- 悲しい恋、悲しい愛。
- 正直中盤で退屈してしまった
- ストーリーはわかりやすいはずだが、予備知識なしで観てしまうとほとんど何も伝わらな
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国ソ連
- 時間87分
- 監督セルゲイ・パラジャーノフ
- 主演ヴェリコ・アンジャパリッゼ
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新聞社の女性記者として活躍するヒロインの子供時代から現在までの軌跡を追いながら、家庭を持ちながら仕事に専念する女性の生きがいや苦悩を描く。監督は「同じ空の下」(61)でデビューしたグルジアの女流監督ラナ・ゴゴべリーゼ。彼女と女流脚本家のザイラ・アルセニシヴィリとエルロム・アフヴレジアニの共同脚本。撮影はこの作品でソ連邦国家賞を受賞したヌグザル・エルコマイシヴィリでゴゴべリーゼ監督とは「一日と一生」で再び組んでいる。音楽はギア・カンチェリ、美術はフリステシヤ・レバニーゼが担当。主演は女優でソ連邦最高会議代議員であるソフィコ・チアウレリでシナリオは彼女のキャラクターを考慮して書かれている。共演はギア・バドリーゼ、カテワン・オハヘラシヴィリ、ジャンリ・ロラヴィリ、サロメ・カンチェリ、ケテワン・ボチョリシヴィリ、ヌツァ・アレケン・メスヒシヴィリ、レヴァン・アバシーゼなど。一九七九年サンレモ国際映画大賞受賞作品。
ネット上の声
- 良妻賢母タイプは男には煙たいのですよ
- ソフィコが夫の浮気の瞬間を見つける場面の、ふわっと風が吹く、あの顔のアップが最高
- ジョージア初のフェミニズム映画らしいが入門編として包括すべき事を既に網羅している
- 主人公がめちゃくちゃチャーミング 仕事、家庭の忙しなさから離れて一時の投げやりな
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国ソ連
- 時間95分
- 監督ラナ・ゴゴベリゼ
- 主演ソフィコ・チアウレリ