迫害される民を救うため、ラビが創造した泥人形の巨人ゴーレム。神の領域を侵した代償として、制御不能の破壊神が降臨する。
16世紀、神聖ローマ帝国時代のプラハ。ユダヤ人居住区ゲットーに、皇帝からの追放令が迫る。民の危機を占星術で予見したラビ・レーフは、古の秘術を用い、粘土から巨大な人造人間「ゴーレム」を創造。命を吹き込まれたゴーレムは、圧倒的な力で民の守護者となる。しかし、人間の邪心に触れたゴーレムは次第に自我に目覚め、創造主の命令さえも超える破壊の化身へと変貌。救世主は、やがて街を恐怖に陥れる災厄となる。ドイツ表現主義が産んだ、サイレント映画の金字塔。
ネット上の声
- サイレント期を代表する傑作ホラー!
- 巨人というけれど…
- 人物の顔のクロースアップが背景の黒から浮かび上がる場面はあるものの、陰影が活きる
- フランケンシュタインや大魔神にも影響を与えたとの事ですが、シザーハンズ、ヘルボー
ファンタジー
- 製作年1920年
- 製作国ドイツ
- 時間63分
- 監督パウル・ヴェゲナー
- 主演パウル・ヴェゲナー