父を亡くし東京へ来た少年。都会の片隅で出会った少女と分かち合う、束の間の友情と子供時代の終わり。
1960年、高度経済成長期の東京。父を亡くした少年・秀夫は、母と共に信州から上京する。慣れない都会の生活と、旅館で働く母の多忙さから、孤独を深める秀夫。そんな彼が出会ったのは、隣に住む少女・順子。二人は工場の煙突や鉄塔が立ち並ぶ街を遊び場に、子供だけの世界を築き、ささやかな友情を育む。しかし、大人たちの身勝手な事情と季節の移ろいは、二人の純粋な時間に静かな影を落とす。やがて訪れる、秋の気配と避けられない別れ。子供の視点から見た世界の切なさ。
ネット上の声
- いつの時代も子供は大人に振りまわされる
- 時代をうつす子どもの姿
- 先日の「浮雲」で成瀬巳喜男作品デビューし、他作品も・・・となっていたところで、7
- 昭和の銀座界隈や晴海埠頭の風景、人々の生活、それを追うだけでも楽し...
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演大沢健三郎