ソビエトのワイナリーに就職した純粋な青年。理想と、生産ノルマに歪む現実との間で揺れる魂の記録。
舞台はソビエト連邦グルジア共和国の国営ワイナリー。ワイン醸造家として第一歩を踏み出した青年ニコ。彼は情熱と理想に燃え、最高のワイン造りを目指す。しかし、彼が目の当たりにしたのは、生産ノルマを達成するため、未熟なワインを瓶詰めする非効率で腐敗した現実。上司や同僚たちは見て見ぬふり。品質よりも数字を優先する体制への疑問。ニコの純粋な心は、この理不尽なシステムの中で次第に揺らぎ始める。彼は自身の信念を貫き通すことができるのか。社会の矛盾に静かに抵抗する若者の葛藤。
ネット上の声
- ホントは大人は判ってる
- 懐かしい人間の温もり
- 誠実や正直や信用が馬鹿にされたり笑われたり蔑ろにされたりする様には嫌悪感しかない
- 途中までは良い感じだぞ…!と思って観てたけど、微妙に退屈で、展開もちょっとストレ
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国ジョージア
- 時間96分
- 監督オタール・イオセリアーニ
- 主演ラマーズ・ギオルゴビアーニ