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余命わずかな少女2人が残された時間を生きる中で友情を育み、生や死と向き合うことで成長していく姿を描いたドラマ。身寄りもなく余命3カ月を宣告された18歳の少女・遥華は、「やり残したこと」を果たすため病院からの脱走を決意する。同室の少女・亜希もまた余命が少なく、亜希は自身の「やりたいことリスト」を手伝ってもらうことと引き換えに、遥華の脱走を手助けする。まったく価値観の異なる2人だったが、病院を抜け出し、さまざまな出来事や人々との出会いを通して、次第に互いがなくてはならない存在になっていく。監督は、これまでに数々のCMやWEBムービーなどの制作に携わり、オリジナル脚本の本作で劇場映画デビューとなった清水健斗。
ネット上の声
- あたたかくて綺麗な映画
- 難病はどうでもいいな
- 爽やかな青春ロードムービー
- 小室ゆらはブランチガール
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督清水健斗
- 主演片岡華奈子
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写真家兼トラック運転手の坂崎陽平と大学講師である公務員の妻、由美は雨が降りしきる夏の日に捨て猫を拾った。「喜雨」と名付けられたその猫は、愛情たっぷりに育てられた。陽平の夢であった猫の写真個展も成功に終わり、幸せを噛み締めていたところ、喜雨は坂崎家のわずかな隙間から出て行ってしまう。喜雨の捜索が続けられて数日経ったある日、陽平と由美は隣町で野良猫の虐待事件があったと知る。後日、虐待犯は逮捕された。喜雨の安否を確かめたい陽平は犯行現場の廃屋を特定し、現場で喜雨の首輪を見つけ、悲しみと怒りに身体を震わせる。一方、逮捕された男は「動物愛護法違反」の軽犯罪扱いで、執行猶予処分になり自由の身に。さまざまな感情が渦巻く陽平は、運送の仕事で事故を起こしてしまい、由美も心労が祟って精神のバランスを崩す。そんな時、陽平は隣町で何食わぬ顔で暮らす犯人を目撃するのだが・・・。
ネット上の声
- エンターテイメントとしては弱い部分もあったように思うけど、啓蒙映画としては誠実に
- 自分は愛鳥家なので我が仔がこんな目に遭わされ虐待死させられたら、気がおかしくなる
- 動物愛護がテーマか。主役クラスの役者さんはまだしも脇役の演技がひどかった
- 無理……途中で見るの断念しましたorz
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督北田直俊
- 主演杉本凌士
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「みえない汚染」「動物愛護法」など社会的テーマのドキュメンタリーを手がける一方で、「佇むモンスター」などシュールな劇映画も発表してきた北田直俊監督が、旧ソ連の実験的かつ寓話的な児童映画にオマージュをささげて描いた異形の児童映画ホラー。白黒とカラーを織り交ぜた映像表現で、前半は穏やかな児童映画の趣を漂わせながらも、物語が進むにつれて次第にホラー色を強めていく。
小学6年生の心羽のクラスに、ある日ひとりの少女が転校してくる。無表情で、どこか奇妙な雰囲気をまとった彼女は、教室の空気を一瞬で凍り付かせた。誰も彼女に近づこうとせず、まるで“見てはいけないもの”のように扱われる中、心羽だけが彼女に興味を抱き、次第に言葉を交わすようになる。ある日、2人は町外れの廃墟へ探検に出かけるが、転校生が足を滑らせて転落死してしまう。恐怖と混乱の中、心羽はその場から逃げ出すが、翌朝登校すると、クラスの誰もが転校生の存在を覚えておらず、「そんな子、最初からいなかった」と口をそろえるのだった。
心羽役は、北田監督の前作「佇むモンスター」にも出演した、撮影当時小学6年生の愛凜(AIRI)。謎の転校生を、子役タレントとして活躍してきた山下かんなが演じた。
ホラー
- 製作年2025年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督北田直俊
- 主演愛凜