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「燈台守」を監督したジャン・グレミヨンによる最初のトーキー作品で、シャルル・スパークが書き下ろしたシナリオに基づいた小品映画である。「金」のピエール・アルコヴェー、「メニルモンタン」のナディア・シビルスカヤが主要なる役を務め、ミハレスコ、ベルトーが助演している。
ヒューマンドラマ
- 製作年1930年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督ジャン・グレミヨン
- 主演ナディア・シビルスカイア
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メリメの原作からオペラに脚色されたカルメンはビゼーの音楽と共に、余りにも有名である。その映画化も幾度びか各国で試みられた。この作品は「我等の仲間」「不思議なヴィクトル氏」で、わが国でもよく知られているヴィヴィアーヌ・ロマンス主演でつくられた。相手のドン・ホセはすでに近作「悲恋」「美女と野獣」で紹介されたジャン・マレーが選ばれた。演出のクリスチャン・ジャックは一九三九年に「天使の地獄」をつくり、その後「幻想交響楽」「最初の舞踏会」等を出しているが、戦前我が国へ輸入された映画では「青春乱舞」がある。ロケーションはすべてスペインで行われ、自然の景が豊富に取りいれられている。一昨年フランス国内で公開の際はロードショウの記録をつくった。
ヒューマンドラマ
- 製作年1945年
- 製作国フランス
- 時間112分
- 監督クリスチャン=ジャック
- 主演ヴィヴィアーヌ・ロマンス
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地中海の島を舞台に、理想に燃える若い医師が、島の権力者と貧しい人々の間で信念を試される社会派ドラマ。
地中海に浮かぶコルシカ島の小さな村。そこに赴任してきた若き医師ヴァレリオは、貧しい人々のために献身的に働く理想主義者。しかし、彼の前には島の工場を支配する裕福な実業家ゴランツォが立ちはだかる。病気の妻を看病するため仕事を休んだ労働者サンドロが不当に解雇されたことをきっかけに、ヴァレリオはゴランツォと対立。正義を貫こうとするヴァレリオの行動は、やがて村全体を巻き込む大きな事件へと発展していく。愛、裏切り、そして社会の不条理。巨匠ルイス・ブニュエルが、人間の尊厳と信念を鋭く問いかける衝撃作。
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間98分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ジョルジュ・マルシャル
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イギリスの中堅探偵小説作家ジェームズ・ハドリー・チェイスの原作を「殺意の瞬間(1956)」のジュリアン・デュヴィヴィエと「陽気なドン・カミロ」のルネ・バルジャヴェルが脚色、台詞を担当、デュヴィヴィエが監督したスリラー・コメディ。撮影監督は「過去をもつ愛情」のロジェ・ユベール、音楽は「乙女の館」のジョルジュ・ヴァン・パリス。主演は「八十日間世界一周」のフェルナンデル、「罪と罰(1956)」のベルナール・ブリエ、「男の争い」のクロード・シルヴァン。ほかにジュディット・マーグル、アルマンド・ナヴァル、エディット・ジョルジュらの新人女優。
サスペンス
- 製作年1957年
- 製作国フランス
- 時間112分
- 監督ジュリアン・デュヴィヴィエ
- 主演フェルナンデル
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男勝りの妻を持つ貧乏な小市民がいた。彼らはパリの市街戦に巻き込まれて、敵軍に捕まってしまう。
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間97分
- 監督クリスチャン=ジャック
- 主演ソフィア・ローレン