国際色が日に日に強まる現代の東京を舞台に、したたかに生きる中国人留学生、日本育ちの中国人少女、パチンコ店を経営する元やくざの三人の男女が織り成す奇妙な三角関係を描くドラマ。監督・脚本・製作(共同)は柳町光男で、前作「チャイナシャドー」製作中に多くの中国人と出会ったことが今回の映画作りにつながったという。撮影は「ジェームス山の李蘭」の安藤庄平、音楽は「ミンボーの女」の立川直樹(チェロを溝口肇)が担当。主演のウー・シャオリンと岡坂あすかを始め、中国人キャストはオーディションによって選ばれた新人たちである。第五回東京国際映画祭(九二年度)で審査員特別賞を受賞した。キネマ旬報ベストテン第七位。
ネット上の声
- 郊外のパチンコ屋さん、店員はガダルカナルタカ、社長は藤岡弘、嫁は戸川純…行ってみ
- 食用牛の吊るされている冷凍庫は何かのアクションシーン(すぐに出てこない…)で観て
- 冒頭から何回も出てくる畜牛屠殺の衝撃シーンが頭から消えない
- 上映前の「残酷を見つめる目」の話が面白かった
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督柳町光男
- 主演ウー・シャオトン