ヴィクトル・ユーゴーの傑作『レ・ミゼラブル』を映画化したものでシネロマン社製作のフィルム・ド・フランス一九二五年度特作品である。大正十一年に上映された「自由の魂」と同じくアンリ・フェスクール氏が脚色監督し主役ジャン・ヴァルジャンには国立劇場オデオン座の腕利き俳優ガブルエル・ガブリオ氏が扮し、成長後のコゼット及びファンティーヌは「氷島の漁夫」出演のサンドラ・ミロワノフ夫人が演じ分け、「自由の魂」出演のジャン・トゥールー氏、ポール・ギデ氏、フランソワ・ロゼエ氏、ルネ・カルル夫人、ジョルジュ・サイヤール氏、ニヴェット・サイヤール嬢等が助演している。因みに本映画はフランスに於いては四篇二十四巻の連続映画として公開されているが、ユニヴァーサル社配給の分は二篇二十二巻に編集してある。無声。
ヒューマンドラマ
- 製作年1925年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督アンリ・フェスクウル
- 主演ガブリエル・ガブリオ