1980年代のパリ。石油配達員として真面目に働く平凡な男イヴォン。彼の日常は、二人の学生が使った一枚の500フラン偽札によって崩壊する。写真店の店主から偽札を押し付けられ、それとは知らずに使ったことで逮捕されてしまうイヴォン。職も信用も失い、無実を訴えるも、社会の不条理な悪意の連鎖は彼を追い詰めていく。妻に去られ、絶望の淵に立たされた彼の心に静かな狂気が芽生え、やがて取り返しのつかない犯罪への道へ。すべてを失った男がたどり着く、あまりにも過酷で衝撃的な運命。
ネット上の声
- 偽札一枚から始まる負の連鎖が恐ろしすぎる…。セリフは少ないのに、物音や手のアップだけで登場人物の感情が伝わってくるのが凄い。これぞブレッソン、遺作にして最高傑作だと思う。
- 傑作って言われてるけど、正直何が凄いのか分からなかった。淡々としすぎてて眠い…。
- オールタイムベストです。
- どこにでもいる普通の人だったのに…。転落していく様が容赦なくて、観ていて辛かった。
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国フランス,スイス
- 時間85分
- 監督ロベール・ブレッソン
- 主演クリスチャン・パティ