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刑務所から脱獄した冷酷非情な男。野望のため、警察や富豪の娘を手玉に取り、犯罪帝国を築き上げるフィルム・ノワール。
舞台は第二次世界大戦後のアメリカ。刑務所の労働農場から、天才的な頭脳を持つ冷酷な犯罪者ラルフ・コッターが脱獄。彼は身を隠すどころか、その野心を満たすため、腐敗した警察や弁護士を次々と脅迫し、手下にしていく。さらに裕福な家の娘を誘惑し、その財産をも利用して裏社会でのし上がっていくコッター。しかし、彼の暴力的な本性と猜疑心は、やがて協力者たちとの間に亀裂を生み、自らを破滅へと導く危険な罠となっていく。男の野望と転落の物語。
ネット上の声
- キャグニーの魅力
- 裁判所の場面から始まり、この被告は殺人罪、この被告は殺人ほう助罪、この被告は……
- タイトルがクライマックスの台詞の中に自然に出てくるのが印象的
- 『傷だらけの天使』のサブタイみたいな格好良いタイトル
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国アメリカ
- 時間103分
- 監督ゴードン・ダグラス
- 主演ジェームズ・キャグニー
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親友は敵同士となった。南北戦争の嵐の中、友情と使命の間で揺れる男たちの運命を描く戦争ドラマ。
1861年、アメリカ。ウエストポイント陸軍士官学校で固い友情を誓い合ったクレイとウィル。しかし、南北戦争の勃発が二人の運命を無情に引き裂く。南部出身のクレイは南軍へ、北部出身のウィルは北軍へと、それぞれが信じる正義のために故郷へ帰還。数年後、アトランタ攻略を目指す北軍の将校となったウィルと、戦略上の重要拠点であるデビルズマウンテンを守る南軍の指揮官となったクレイ。かつての親友は、互いの存在を知りながらも、戦場で非情な決断を迫られる。友情か、それとも国家への忠誠か。戦火の中で二人が下す決断とは。
ネット上の声
- 常に戦い続けるアメリカ合衆国
- フィルマークスでマーク数たったの「1」、クリップ数「0」のB級西部劇
- 南北戦争で北軍と南軍に別れて闘った幼友達の悲劇。
- 暗くてわかりにくい
西部劇
- 製作年1951年
- 製作国アメリカ
- 時間87分
- 監督ウィリアム・キャメロン・メンジース
- 主演ジェームズ・クレイグ
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事故から生還した男。しかし、彼の前に現れたのは、自分と瓜二つのもう一人の自分だった。
近未来。宇宙船の事故から奇跡的に生還した宇宙飛行士フランク。しかし、彼が地球の自宅へ戻ると、そこには妻と暮らす「もう一人の自分」がいた。彼は、事故に備えて作られたフランクの複製人間だったのだ。妻、仕事、そして自らの存在そのものをめぐり、二人のフランクは激しく対立。どちらが本物で、どちらが偽物なのか。愛する人をめぐる奇妙な三角関係は、やがて互いの存在をかけた壮絶な争いへと発展する。科学が生んだ悲劇が、アイデンティティの崩壊という恐怖を描き出すSFスリラー。
サスペンス
- 製作年1953年
- 製作国イギリス
- 時間81分
- 監督テレンス・フィッシャー
- 主演バーバラ・ペイトン
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チャールズ・マーキス・ウォーレンの同名小説を「地球の静止する日」のエドモント・H・ノースと「怒涛の果て」のハリー・ブラウンが脚色、「剣侠ロビン」のゴードン・ダグラスが監督した西部軍事劇。「いちごブロンド」のウィリアム・キャグニーが製作する1951年作品で、撮影はライオネル・リンドン(「腰抜けと原爆娘」)、音楽はフランツ・ワックスマン(潜行者)の担当。「拳銃王」のグレゴリー・ペックと「ダラス」のバーバラ・ペイトンが主演し、他に「愛と血の大地」のワード・ボンド、「秘境」のギグ・ヤング、「南支那海」のロン・チャニーらが共演。
西部劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国アメリカ
- 時間105分
- 監督ゴードン・ダグラス
- 主演グレゴリー・ペック