都電が今も走る昔ながらの街に、二人きりで暮らす兄妹の日常風景をスケッチ風につづった作品。監督は「病院で死ぬということ」の市川準。人々の生活の様子などドキュメンタリー風の映像をドラマの合間に織り込んだ独特の語り口が今回も印象的。ベルリン国際映画祭正式参加、エーテボリ映画祭正式参加、シンガポール国際映画祭出品。95年度キネマ旬報ベストテン第2位。
ネット上の声
- 大きな感動もなければ、大きな絶望もなく、笑うことがなければ、泣くこともない
- たまーに思い出すシーンがある、ってことは日常の共感できるシーンを作り上げていると
- 七度目 現像された写真に粟田麗が写っていることはなく、残されたのは街という海、光
- 本当に何も起こらない、一瞬ゆらぎのようなものがあるだけの日々
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督市川準
- 主演緒形直人