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無声映画時代に「メニルモンタン」と「秋の霧」の二作品が紹介されたディミトリ・キルサノフの監督作品で、スイス生まれの作家C・F・ラミュズの小説『種族の隔離』をベンジャマン・フォンダーヌの脚色により映画化したもの。主役は、「帰郷(1928)」「悲歌」のディタ・パルロと「燈台守」のヴィタル・ジェーモンの二人で、キルサノフの前二作品に出演したナディア・シビルスカヤ、舞台の俳優リュカ・グリドゥー、「テレーズ・ラカン」のジャンヌ・マリー・ローラン、オーギュスト・ボヴェリオ、等が助演している。キャメラはヴィクトル・グリュックとニコライ・トポルコフの担任で、音楽は「最後の戦闘機」「罪と罰(1935)」のアルテュール・オネガーがアルテュール・オエレと協力して書卸したものである。
- 製作年1934年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督ディミトリ・キルサノフ
- 主演ヴィタル・ゲーモン
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「燈台守」を監督したジャン・グレミヨンによる最初のトーキー作品で、シャルル・スパークが書き下ろしたシナリオに基づいた小品映画である。「金」のピエール・アルコヴェー、「メニルモンタン」のナディア・シビルスカヤが主要なる役を務め、ミハレスコ、ベルトーが助演している。
ヒューマンドラマ
- 製作年1930年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督ジャン・グレミヨン
- 主演ナディア・シビルスカイア
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- 製作年1927年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督ディミトリ・キルサノフ
- 主演ナディア・シビルスカイア
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両親を惨殺された姉妹。愛と絶望が渦巻くパリの街角で、過酷な運命に翻弄される無声映画の傑作。
1920年代、フランス・パリのメニルモンタン地区。幼い頃、目の前で両親を斧で殺害されるという衝撃的な事件を経験した二人の姉妹。都会の片隅で寄り添いながら生きる彼女たちだったが、一人の男との出会いが姉妹の絆を引き裂く。愛、嫉妬、そして貧困。過酷な現実が彼女たちを追い詰めていく。セリフを一切排し、映像の力だけで人間の根源的な感情を描き出す。観る者の心を激しく揺さぶる、衝撃的な物語の展開。
ヒューマンドラマ
- 製作年1924年
- 製作国フランス
- 時間50分
- 監督ディミトリ・キルサノフ
- 主演ナディア・シビルスカイア
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フランス劇壇で名声噴々たるガビ・モルレが主演する映画で、ジョルジュ・マレエが「吼えろ!ヴォルガ」のヴィクトル・トゥールジャンスキー指揮の下に監督に当った。原作はアンリ・デュヴェルノアの小説で、ロベール・アラリが脚色し、撮影は「外人部隊(1933)」「椿姫(1934)」のハリー・ストラドリングがオーブールディエと協力して担任した。モルレエの相手役は舞台出の俳優でMGM社のフランス語版に主演したこともあるアンドレ・リュゲで、その他、ジャンヌ・リオン「パリッ子」のエレーヌ・ペルドリエール、「父帰らず」「メニルモンタン」のナディア・シビルスカヤ、「最後の億万長者」のシノエル、ロベール・ヴァチエ、等が出演している。作曲は「商船テナシチー」のジャン・ヴィーネ。ジョルジュ・マレエ、フィルム・ガビ・モルレ協同製作になる映画である。
- 製作年1934年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督---
- 主演ギャビー・モルレー