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無声映画時代に「メニルモンタン」と「秋の霧」の二作品が紹介されたディミトリ・キルサノフの監督作品で、スイス生まれの作家C・F・ラミュズの小説『種族の隔離』をベンジャマン・フォンダーヌの脚色により映画化したもの。主役は、「帰郷(1928)」「悲歌」のディタ・パルロと「燈台守」のヴィタル・ジェーモンの二人で、キルサノフの前二作品に出演したナディア・シビルスカヤ、舞台の俳優リュカ・グリドゥー、「テレーズ・ラカン」のジャンヌ・マリー・ローラン、オーギュスト・ボヴェリオ、等が助演している。キャメラはヴィクトル・グリュックとニコライ・トポルコフの担任で、音楽は「最後の戦闘機」「罪と罰(1935)」のアルテュール・オネガーがアルテュール・オエレと協力して書卸したものである。
- 製作年1934年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督ディミトリ・キルサノフ
- 主演ヴィタル・ゲーモン
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絶海の孤島、二人の男と一人の女。愛と狂気が渦巻く、息詰まる心理サスペンスの金字塔。
舞台は、荒れ狂う海に浮かぶ絶海の孤島。古参の燈台守とその若き助手の二人が、単調ながらも緊迫した日々を送る灯台。そこへ、燈台守の若く美しい妻が訪れたことで、男たちの世界の均衡は崩壊。閉ざされた空間で芽生える、許されざる想いと嫉妬の炎。外では嵐が吹き荒れ、内では愛と憎悪の嵐が三人の心を蝕んでいく。逃げ場のない極限状況下で、彼らが迎える運命とは。人間の本性が剥き出しになる、圧巻の心理ドラマ。
ネット上の声
- 以降のグレミヨン作品にもあるような説明的なカットもそこそこ目立ちはしたけど、灯台
- 浜辺を走る狂犬病の犬のカットや燈台の内部の光の拡散のショットなど異様なイメージの
- 2019年の映画"The Lighthouse"は、ウィレム・デフォーとロバート
- [衰弱し発狂する灯台守の親子] 80点
ヒューマンドラマ
- 製作年1929年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督ジャン・グレミヨン
- 主演ヴィタル・ゲーモン
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結婚式当日のパリ。花婿が馬に食べられた麦わら帽子のせいで、街中を駆け巡るドタバタコメディ。
19世紀のパリ、今日はファディナール氏の結婚式。しかし、式場へ向かう途中、彼の馬が道端のイタリア麦の帽子を食べてしまう。帽子の持ち主は、軍人の愛人と密会中の貴婦人。帽子がなければ家へ帰れないと泣きつかれ、ファディナールは同じ帽子を探す羽目に。花嫁一行を引き連れたまま、パリ中を駆け巡る前代未聞の帽子探し。次々と巻き起こる勘違いと騒動が、彼の結婚式をめちゃくちゃにしていく傑作サイレントコメディ。
ネット上の声
- イタリア麦の帽子が不在のマクガフィンとなってこの映画をドライブさせ、飄々とした人
- 初っ端、ヴィヴァルディ四季の春から始まるサイレント映画
- 家具がひとりでに出るみたいなところお茶目でおもしろい
- あ〜こうゆう純粋なコメディ映画大好きですね
ヒューマンドラマ
- 製作年1927年
- 製作国フランス
- 時間70分
- 監督ルネ・クレール
- 主演アルベール・プレジャン