息子を殺された父親。その犯人である少年を、偶然にも弟子として迎え入れてしまう男の葛藤を描く、衝撃のヒューマンドラマ。
ベルギーの小さな町。木工技術の職業訓練所で指導員として働くオリヴィエ。彼は数年前に最愛の息子を強盗に殺され、心に深い傷を負ったままの日々。そんなある日、彼の元に一人の少年が新しい訓練生としてやってくる。その少年こそ、自分の息子を殺した犯人。その事実を知りながらも、オリヴィエは何も告げずに彼を弟子として受け入れる決断。憎しみと赦しの間で揺れ動く、男の魂の彷徨。緊迫した二人の関係が迎える、息詰まる運命の行方。
ネット上の声
- 全編通してすごい緊張感。音楽もなくて、主人公の息遣いと木を削る音だけが響く感じ。加害者の少年をどうするのか、最後まで目が離せなかった。ラストシーンは本当に息を呑んだ。
- 静かだけど、ものすごくパワフルな映画。
- ダルデンヌ兄弟の作品って感じ。ドキュメンタリーみたいでリアルだけど、正直ちょっと退屈に感じる部分もあったかな。
- 言葉は少ないのに、主人公の葛藤がヒリヒリ伝わってくる。観終わった後、ずっしり心に残る一本。
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国ベルギー,フランス
- 時間103分
- 監督ジャン=ピエール・ダルデンヌ
- 主演オリヴィエ・グルメ