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目覚めると、私は別人になっていた。記憶を奪われ、囚われた女の絶望的な脱出劇を描くフィルム・ノワール。
1940年代のロンドン。職を求めていたジュリア・ロスは、富豪の未亡人ヒューズ夫人の秘書として雇われる。しかし、新しい屋敷で目覚めた彼女は、夫人に「あなたは私の息子の妻、マリアンだ」と告げられる。周囲の誰もが彼女をマリアンと呼び、ジュリアとしての過去は全て否定。窓には鉄格子、逃げ道はない。狂気と陰謀が渦巻く屋敷で、自らの正気と名前を取り戻すための孤独な闘い。果たして彼女は、この悪夢から抜け出せるのか。
ネット上の声
- 職業紹介所で秘書の仕事を紹介された主人公
- ババアを中心に監禁集団の手腕が見事
- ジョセフ・H・ルイスの出世作
サスペンス
- 製作年1945年
- 製作国アメリカ
- 時間65分
- 監督ジョセフ・H・ルイス
- 主演ニナ・フォック
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原作は英国の探偵作家E・W・ホーナングの“紳士泥棒”で今回 が4度目の映画化。ゴールドウィンとしても2度目(最初は1930年、ロナルド・コールマン、ケイ・フランシス主演)の製作である。原作から「ママの思い出」のジョン・ヴァン・ドルーテンとシドニー・ハワードが共同脚色し、「誰が為に鐘は鳴る」のサム・ウッド(先年死去)が監督した。撮影はこれも先年物故した「偽りの花園」のグレッグ・トーランド、音楽は「白昼の対決」のヴィクター・ヤング。出演は「快傑紅はこべ」のデイヴィッド・ニーヴンと、「見知らぬ人でなく」のオリヴィア・デ・ハヴィランドをはじめ昔懐かしいディム・メイ・ホイッティ、ダッドリー・ディグス、ピーター・ゴッドフリーなどの面々が顔をそろえている。1939年作品。
サスペンス
- 製作年1939年
- 製作国アメリカ
- 時間72分
- 監督サム・ウッド
- 主演デヴィッド・ニーヴン
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「真珠と未亡人」「極地の青春」のロバート・モンゴメリーと「クレイグの妻」「支那海」のロザリンド・ラッセルが主演する映画で、エムリン・ウィリアムス作の舞台劇をジョン・ヴァン・ドルーテンが脚色し、「ターザンの逆襲」のリチャード・ソープが監督し、「踊るアメリカ艦隊」のレイ・ジューンが撮影した。助演は舞台女優ディム・メイ・ホイッティ、「夕陽特急」のアラン・マーシャルその他である。
- 製作年1937年
- 製作国アメリカ
- 時間117分
- 監督リチャード・ソープ
- 主演ロバート・モンゴメリー