豪華な晩餐会、しかし誰も部屋から出られない。ブルジョワたちの理性が崩壊する、シュールな密室劇。
20世紀メキシコ、貴族の邸宅で開かれた豪華な晩餐会。食事が終わり、客たちが帰ろうとしたその時、誰もが不可解な衝動に駆られ、部屋から出られない事態に。理由は不明。扉は開いているのに、見えない壁が存在するかのように一歩も踏み出せない人々。数日が経過し、食料も水も尽き、洗練された紳士淑女たちの仮面は剥がれ落ちていく。閉じ込められた空間で露わになる人間の本性。果たして彼らは、この悪夢から脱出できるのか。極限状態が暴き出す、ブルジョワ社会への痛烈な風刺。
ネット上の声
- 「部屋から出たいのに出られない」――「停滞」に慣れてしまった僕たちへの警告の物語。
- リアリズムでは、表現できないこともあるし、表現がつまらなくなることもあるのです
- ルイス・ブニュエルが簡単に観れる時代・・・。
- 駄作。凡作。失敗作。愚作。糞作。拷問作。
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国メキシコ
- 時間95分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演シルヴィア・ピナル