マドリードの平凡な主婦が、セックスとドラッグと殺人にまみれた非日常へと転落する、狂騒のアルモドバル劇場。
舞台は1980年代のマドリード。しがない清掃婦であり主婦のグロリアは、無関心な夫、非行に走る息子たち、そして奇妙な同居人である姑との息詰まる日常に疲弊していた。アンフェタミンに依存し、現実から逃避する日々。そんなある日、夫との口論の末、衝動的にハムの骨で彼を殺害してしまう。この一線を越えた出来事をきっかけに、彼女の日常は崩壊。死体処理に奔走する中、個性的な隣人たちや息子の起こすトラブルが次々と降りかかる。果たしてグロリアは、この混沌から抜け出し、平穏を取り戻すことができるのか。絶望の淵で彼女が下す、驚くべき決断。
ネット上の声
- 【アルモドバル流の貧困層の日常】
- アルモドバルの異才ぶりに脱帽
- 登場人物全員どこか狂っていて問題を抱えていたが、深刻さは全然なくシニカルな笑いと
- 剣道、屋上深夜サッカー、ショタ医者養子、バー窓外オーディエンス、通せんぼ突き飛ば
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国スペイン
- 時間101分
- 監督ペドロ・アルモドバル
- 主演カルメン・マウラ