「20世紀少年」「BECK」など数々の娯楽大作を手がけてきた堤幸彦監督が、音楽や色彩を封印し、実在の人物をモデルとした路上生活者の生き方を通して「本当に必要なものは何か」を問う意欲作。隅田川のブルーシートハウスに住む“都市の達人”鈴木さんを取材し、理想と家と生活のあり方に焦点を当てた、建築家・坂口恭平のルポ「TOKYO 0円ハウス 0円生活」(河出文庫刊)と小説「隅田川のエジソン」(幻冬舎文庫刊)が原作。とある都会の片隅で組み立て式の家に住む鈴木さんは、アルミ缶を拾い集めて換金し、さまざまな不要品を駆使して質素だがそれなりの生活を送っていた。そんな鈴木さんと、エリートコースを目指す中学生ショータや潔癖症の主婦トモコら、交わるはずのない人たちの生活がある事件をきっかけに交錯し……。
ネット上の声
- 男子中学生、多分俺もあの目しちゃうんじゃないかな嫌ねえでも人間してたねえ
- どれだけ思うとおり自由幸福を追求できるか
- つきまとう不安を直視した根深い作品。
- 堤幸彦という一人の映画監督の眼差し
ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督堤幸彦
- 主演いとうたかお