「オアシス」「シークレット・サンシャイン」のイ・チャンドン監督が、アルツハイマー症に冒され徐々に言葉を失っていく初老の女性が、一編の詩を編み出すまでを描いた人間ドラマ。
釜山で働く娘に代わり中学生の孫息子ジョンウクを育てる66歳のミジャは、ふとしたきっかけで詩作教室に通い始めるが、その矢先に自分がアルツハイマー型認知症であることが発覚する。さらに、少し前に起こった女子中学生アグネスの自殺事件にジョンウクがかかわっていたことを知り、ショックを受けたミジャは、アグネスの足跡をたどっていくが……。
2010年・第63回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞。2023年、イ・チャンドン監督の特集上映「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」にて、4Kレストア版でリバイバル公開。
ネット上の声
- NHKの【事件の涙】というドキュメントを思いだした どんな出来事に...
- 映画における《語り》の、ひとつの極地を見た気がして震えた
- 老女は少女に、少女は老女の詩にすくい上げられる
- 詩と人生を作り上げることの難しさと美しさ
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国韓国
- 時間139分
- 監督イ・チャンドン
- 主演ユン・ジョンヒ