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古代ロシアの英雄叙事詩。邪悪な魔王と火を噴く三つ首の巨竜に立ち向かう、伝説の戦士イリヤ・ムーロメツの壮大な冒険活劇。
舞台は中世のキエフ大公国。生まれつき足が不自由だったが、奇跡の力で強大な戦士となったイリヤ・ムーロメツ。彼の祖国が、邪悪なトゥガーリン率いる蛮族の侵略を受け、愛する人までもがさらわれる。祖国と愛する人を取り戻すため、イリヤは危険な旅へ。その行く手には、火を噴く三つ首の巨竜や、おびただしい数の魔王の軍勢が待ち受ける。数々の仲間との出会いと別れを繰り返し、彼はついに魔王との最終決戦へ。果たしてイリヤは、民を救う伝説の英雄となれるのか。
アドベンチャー(冒険)
- 製作年1956年
- 製作国ソ連
- 時間105分
- 監督アレクサンドル・プトゥシコ
- 主演ボリス・アンドレーエフ
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鋼鉄労働者から英雄へ。第二次世界大戦の独ソ戦を舞台に、一兵士の視点からベルリン陥落までの壮大な戦いを描く戦争叙事詩。
第二次世界大戦下のソビエト連邦。優秀な鋼鉄労働者である主人公アレクセイは、スターリンから直々に表彰されるほどの模範的市民。しかし、ナチス・ドイツの侵攻が彼の平和な日常を破壊。愛する人を奪われ、自らも赤軍兵士として銃を取る決意。過酷なスターリングラードの戦いを経て、彼は英雄的兵士へと成長。ソビエト軍の反攻が始まり、目指すは敵の中枢、ベルリン。個人的な復讐と祖国解放の使命を胸に、アレクセイは帝国議会議事堂へと突き進む。歴史的勝利の瞬間。
ネット上の声
- 『森の歌』のショスタコービチ。歴史の実感
- ロシア対ドイツが(一方的に)わかりやすい
- 独ソ攻防の大絵巻が1949年カラーで製作
- スターリン個人崇拝映画だと伺ったが内実はヴァイマル期の亡霊じみた映画で、後半はほ
戦争
- 製作年1949年
- 製作国ソ連
- 時間165分
- 監督ミハイル・チアウレリ
- 主演ボリス・アンドレーエフ
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「コーカサスの花嫁」によって、日本にも知られたイワン・プィリエフのテクニカラーである。「素敵な花嫁」「トラクター仲間」「可愛い娘」等のオペレッタの他、「コーカサスの花嫁」以後のプィリエフ作品としては「地区委員会書記」「戦後の晩六時」等があり、その後、この作品が企画されたが、製作の開始までには約三カ年の日子が準備のため費されたといわれている。音楽のニコライ・クリューコフは、モスクワ音楽院出身で、ミヤコフスキー教授の門下であるが、彼はこの映画のためにチャイコフスキー、ラフマニノフ、スクリヤビン、ショパン、リストらのシンフォニーおよび室内楽をはじめ古い民謡や舞踏曲などを巧妙に再構成している。撮影は「コーカサスの花嫁」のワレンチ・パブロフが担当しており、撮影に当ってはスリコフの名画が参考にされたといわれている。(なお、ロケーションには、アルタイ山脈や、バイカル湖、カムチャッカ半島などが収められている。)主演は「石の花」のウラジミール・ドルージニコフ、「コーカサスの花嫁」のマリナ・ラドニナであり、「トラクター仲間」でプイリエフに起用されたボリス・アンドレエフがこの作品でも重要な運転手の役を振りあてられている。なお、ナステニカにふんするヴェーラ・ワシリエヴーァはモスクワ劇場技術学校の三年生である。なお、この作品は一九四七年度のプラーグの国際映画コンクールで一等に入選しており、また同年度のスタリン芸術映画賞をも得ている。
ネット上の声
- ソ連オペレッタの魅力!
- 1947年制作という時点で気づくべきだったが、ただのメロドラマに非ず
- 旧ソ連政府にカットされていたシーンも復元された〈完全版〉鑑賞
- ロシア音楽を楽しむべきソビエト連邦の国策映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1947年
- 製作国ソ連
- 時間100分
- 監督イワン・プイリエフ
- 主演ウラジミール・ドルージニコフ
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ソ連の有名な監督「大地」の故アレクサンドル・ドブジェンコが、第二次大戦の経験をもとに書いたシナリオにもとずいて、その夫人ユーリア・ソーンツェワが監督し完成した七〇ミリ映画。撮影はフョードル・プロヴォロフとアレクセイ・テメリン。音楽はガブリエル・ポポフ。「オセロ」の監督セルゲイ・ボンダルチュクが解説者になっている。出演者はニコライ・ヴィングラノフスキーとスベトラナ・ジグンの二新人に「ベルリン陥落」のボリス・アンドレエフ、「人間の運命」のジナイーダ・キリエンコなど。キノパノラマ七〇ミリ。日本版はイーストマンカラー・七〇ミリテクニラマ。
戦争
- 製作年1961年
- 製作国ソ連
- 時間---分
- 監督ユーリア・ソーンツェワ
- 主演ニコライ・ヴィングラフノスキー