廃墟と化したカルカッタのフランス大使館。ヴェネツィアの記憶と交錯する、愛と狂気の物語を紡ぐ声。
雨季のカルカッタ。廃墟となったフランス大使館を舞台に、二人の女性の声が響き渡る。一人は、かつてこの地にいた大使の妻アンヌ=マリー・ストレッテルを追憶し、もう一人は彼女の物語を語り継ぐ。ヴェネツィアでの情事、インドでの孤独、そして彼女を巡る男たちの姿。断片的な会話と美しい映像が交錯し、観る者を記憶と幻想の迷宮へと誘う。マルグリット・デュラスが描く、言葉とイメージの実験的叙事詩。その結末。
ネット上の声
- 『インディア・ソング』のサウンドトラックを別の映像に組み合わせるだけでこうも違っ
- 『インディア・ソング』のサウンドトラックのまるまる流用なのは面食らうが本家よりデ
- 全くの同尺をインディアソングの音声(音楽のみならずナレーションまで)を移植し頭か
- ラ・ジュテ式に撮ってあり、バックグラウンドとして見聞きするのは良いと思います
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国フランス
- 時間120分
- 監督マルグリット・デュラス
- 主演デルフィーヌ・セイリグ