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近未来のパリで迷子になったユロ伯父さん。モダン建築とテクノロジーが織りなす、壮大でコミカルな都市交響曲。
舞台は、ガラスと鉄骨でできた超近代的なパリ。アメリカ人観光客の一団が、最新鋭の空港に降り立つ。一方、約束のためこの街を訪れたユロ伯父さんは、どこもかしこも同じように見える巨大なビル群の中で道に迷ってしまう。オフィス、ショールーム、レストラン。行く先々で、機能的だがどこか滑稽な現代社会のシステムに翻弄される人々。言葉の壁を越えた視覚的なギャグと緻密に計算された音響。個性を失った都市空間で繰り広げられる、人間味あふれる混乱と偶然の出会いの数々。
ネット上の声
- たったひとり孤独に支配されて泣き出してしまう夜の中でも、愛しているひとの眠る姿を
- ユロ氏は全部に気付いているのでしょう。 トラフィックの兆し。
- ユロ氏、再び。ジャック・タチの近未来パリ
- デートで観たい映画は?と聞かれたら
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国フランス
- 時間125分
- 監督ジャック・タチ
- 主演ジャック・タチ
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近代的な家で暮らす少年と、古風で不器用な伯父さん。二つの世界の対比で文明を風刺する、心温まるコメディ。
舞台は1950年代のフランス。ハイテクだが無機質な家に住む少年ジェラールは、両親のモダンな生活にどこか息苦しさを感じていた。彼の唯一の楽しみは、古く趣のある地区に住む、パイプがトレードマークのユロ伯父さんと遊ぶこと。不器用でいつも騒動を巻き起こす伯父さんだが、その周りにはいつも人々の笑い声が絶えない。機械仕掛けの現代社会と、人間味あふれる古き良き世界の対比を、ユーモアたっぷりに描いたジャック・タチ監督の傑作。
ネット上の声
- のんびり散歩。たまには只歩くだけも良い。
- 静寂の中の ヒールの靴音、噴水の水音、
- 魅き込まれるジャック・タチの世界
- 高性能なトイレを笑える人には是非
コメディ
- 製作年1958年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間120分
- 監督ジャック・タチ
- 主演ジャック・タチ
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パイプがトレードマークのユロ伯父さんが海辺の町へ。彼の行くところ、なぜか珍騒動の連続!心温まるフレンチ・コメディ。
夏のバカンスシーズン、フランスの海辺にあるリゾートホテル。そこに、古風な車に乗ってやってきた、パイプをくわえた長身の紳士、ユロ伯父さん。彼はただ休暇を楽しみたいだけ。しかし、テニスをすればコートは大混乱、カヌーに乗れば真っ二つ。彼の善意からくる行動が、なぜかことごとく裏目に出て、ホテルや町にいる他の отдыхающихたちの静かな日常をかき乱していく。セリフはほとんどなく、緻密に計算された動きと音だけで紡がれる、優しくてどこか切ない笑いの数々。
ネット上の声
- 伯父さん、くだらなすぎです(降参)!
- ユロおじさんの7日間のバカンス〜〜
- 久々に、「金返せ」と思った映画
- 全ては『プレイタイム』のために
コメディ
- 製作年1953年
- 製作国フランス
- 時間87分
- 監督ジャック・タチ
- 主演ジャック・タチ
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最新キャンピングカーでいざ出発!しかし、道はトラブルと人間だらけの大渋滞。巨匠タチが描く車社会の狂想曲。
自動車デザイナーのユロ氏は、自ら設計したハイテク・キャンピングカーをアムステルダムのモーターショーに出品するため、パリを出発。しかし、その旅路はガス欠、事故、税関でのトラブルなど、予測不能なハプニングの連続。ついには、国境をまたぐ巨大な交通渋滞に巻き込まれてしまう。目的地への到着が危ぶまれる中、車で溢れた道路は、奇妙な人間模様が交差する一つの舞台と化す。現代の車社会を痛烈に、そしてユーモラスに風刺した傑作。
ネット上の声
- 車、交通、渋滞をモチーフにしたジャック・タチ監督のロードムービー🚙🚗🚙🚗
- ジャック・タチ監督主演のコメディ!!
- 「引き」のギャグ美学の集大成
- 「引き」のギャグ美学の集大成
コメディ
- 製作年1971年
- 製作国フランス
- 時間89分
- 監督ジャック・タチ
- 主演ジャック・タチ
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ジャック・タチの超大作「プレイタイム」の撮影が資金切れによって中断した際、助監督のひとりであるニコラス・リボウスキーがメガホンを取り、同作のセットと俳優をそのまま使って撮りあげた短編コメディ。とある近代的なビルの一室に、タチ扮するユロ氏がやって来る。ユロ氏は部屋に集まった黒いスーツ姿のビジネスマンたちを相手に、パントマイムの授業を開始。タバコの吸い方や馬の乗り方、階段でのつまづき方など、さまざまな芸を実演してみせる。2014年「ジャック・タチ映画祭」上映作品。
ネット上の声
- 『プレイタイム』とセットで観てね!
- パントマイムの授業です。
- 実力を堅実に発揮
- 『プレイタイム』の撮影が資金切れによって中断した際、同作のセットと俳優をそのまま
コメディ
- 製作年1967年
- 製作国フランス
- 時間28分
- 監督ニコラス・リボフスキー
- 主演ジャック・タチ
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フランスの小さな村の郵便配達員。アメリカ式スピード配送に挑む、彼の巻き起こすドタバタ大騒動コメディ!
フランスの片田舎、年に一度のお祭りで賑わうサント・セヴェール村。村の郵便配達員フランソワは、移動遊園地で上映されたアメリカの郵便配達の近代化ドキュメンタリーに感銘。時代遅れの自転車配達を「アメリカ式」に効率化しようと大奮闘。しかし、彼の熱意は空回り。手紙は宙を舞い、村中を巻き込む前代未聞の大混乱。次々と起こるハプニングに、村人たちは大迷惑。古き良き時代ののどかな風景の中、一人の男の純粋な情熱が引き起こす、心温まる傑作喜劇。
コメディ
- 製作年1949年
- 製作国フランス
- 時間80分
- 監督ジャック・タチ
- 主演ジャック・タチ
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「ぼくの伯父さん」シリーズなどの傑作を生んだジャック・タチの監督デビュー作となる短編コメディ。郵便配達の学校で訓練を受けた青年フランソワ。航空便の出発時刻までに郵便を届けなければならない彼は、スピード配達を実行に移すが……。主人公フランソワをタチ自身が演じるほか、タチの妻ミシュリーヌ・ウィンテールもカフェのダンスシーンで出演。タチは1949年の長編初監督作「のんき大将 脱線の巻」でも郵便配達員フランソワが巻き起こす騒動を描いており、本作はその原型ともいえる。2014年「ジャック・タチ映画祭」上映作品。
コメディ
- 製作年1947年
- 製作国フランス
- 時間15分
- 監督ジャック・タチ
- 主演ジャック・タチ
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「ぼくの伯父さん」シリーズのジャック・タチがスウェーデンのテレビ局に招かれて製作し、タチの長編第6作にして遺作となったコメディ。タチ扮するロワイヤル氏一座のサーカス小屋は、今日も家族連れで大賑わい。楽しい手品や曲芸が次々と披露される中、いつしか観客たちも出し物に参加しはじめ、会場全体が一体感に包まれていく。もとはミュージックホール出身の芸人としてキャリアをスタートさせたタチの卓越したパントマイム芸を見ることができる貴重な作品。2014年の「ジャック・タチ映画祭」にて日本劇場初公開。
ネット上の声
- 【道化芸人だった、ジャック・タチの笑いのセンス溢れる作品。サーカスに来た観客たちも、楽しそうです。】
- タイトルなし(ネタバレ)
- 制作途中の世界
- まさに創作をテーマにした映画で、緻密な計算のもと偶然性をも我が手に収めたいという
コメディ
- 製作年1974年
- 製作国フランス
- 時間85分
- 監督ジャック・タチ
- 主演ジャック・タチ
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「ぼくの伯父さん」シリーズなどで知られるフランスの喜劇王ジャック・タチが、映画俳優デビュー作「乱暴者を求む」に続いて出演した短編コメディ。文無しの2人組が、パリ近郊にやって来た観光客をカモにひと儲けしようと企む。ツアー客を言葉巧みに誘って自分たちの車に乗せることに成功した2人だったが、ツアー客たちは既に旅行会社に代金を前払いしており、現金をほとんど持っていなかった。その上、途中で車まで故障してしまい、一行は仕方なく歩いて帰ることにするが……。2014年「ジャック・タチ映画祭」にて日本劇場初公開。
ネット上の声
- 異音、閉まらない扉、暴走するメカなどによってすでに破滅へと向う人々!
- ここはどこ?
- 1935年作品
- 1935年
コメディ
- 製作年1935年
- 製作国フランス
- 時間22分
- 監督ジャック・ベール
- 主演ジャック・タチ
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「ぼくの伯父さん」シリーズの喜劇王ジャック・タチと、「禁じられた遊び」「太陽がいっぱい」の名匠ルネ・クレマンが、ともにキャリア初期の1936年にタッグを組んだ短編コメディ。タチが主演と脚本を、クレマンが監督を務めた。農場で働く青年ロジェは、ひょんなことからボクサーの練習相手としてリングにあがるハメに。ボクシングなどやったことのない彼は、入門書を片手にボクサーに立ち向かうが……。ジャン=リュック・ゴダール監督が「右側に気をつけろ」でオマージュを捧げたことでも知られる。2014年「ジャック・タチ映画祭」上映作品。
ネット上の声
- 付け焼き刃ではもちろん歯が立たぬ
- ちゃんとマニュアル見て戦う分チャップリンより真面目にボクシングやろうとしてる
- (ジャック・タチ映画祭) ルネ・クレマン監督のモノクロ短編作
- ルネ・クレマン監督のデビュー短編(当時23歳)
コメディ
- 製作年1936年
- 製作国フランス
- 時間12分
- 監督ルネ・クレマン
- 主演ジャック・タチ
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「ぼくの伯父さん」など数々の傑作を世に送り出したフランスの喜劇王ジャック・タチが、1934年に初めて映画に出演した短編作品。雇ってくれると約束したはずの劇団から裏切られた俳優志望の男のもとに、ある儲け話が舞い込む。男はよく確認しないまま契約を結んでしまうが、その内容とは、レスリングの無敵チャンピオン、タタール人のグロソフと実際にリング上で戦うというものだった……。タチが脚本・台詞も手がける。2014年「ジャック・タチ映画祭」にて日本劇場初公開。
ネット上の声
- 当たり前なんだけど、もうジャック・タチとユロ氏の見分けがつかなくなってきた
- 絵に描いたような良い人が乱暴者に
- ジャック・タチ初主演作
- タチの映画デビュー作
コメディ
- 製作年1934年
- 製作国フランス
- 時間25分
- 監督シャルル・バロワ
- 主演ジャック・タチ
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フランスの喜劇王ジャック・タチが1949年に発表した長編監督デビュー作。毎年恒例の夏祭りで盛りあがるフランスの小さな村。のんきでお人好しの郵便配達員フランソワは、偶然にもテント小屋で上映されていたアメリカの郵便配達についての記録映画を見る。飛行機を駆使して驚異的な早さで配達する姿に衝撃を受けた彼は、対抗心を燃やして自分もアメリカ式スピード配達を実践しようとするが……。本格的なドタバタ喜劇が評判を呼び、ベネチア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞するなどしてタチの名を世界に知らしめた。2014年、タチの監督作をデジタル復元版で上映する「ジャック・タチ映画祭」にて、未公開シーン17分を含む完全版(本編87分)が上映。
コメディ
- 製作年1949年
- 製作国フランス
- 時間80分
- 監督ジャック・タチ
- 主演ジャック・タチ