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核戦争後の荒廃した世界。地下シェルターで生きるノーベル賞学者が、絶望の中で人類の未来を問い、失われた息子へ手紙を綴るSF黙示録。
偶発的なミスによる核戦争で、文明が崩壊した後の世界。ノーベル賞を受賞した物理学者ラルセンは、歴史博物館の地下でわずかな生存者たちと共に息を潜める。地上は放射能に汚染され、死の灰が舞う不毛の大地。希望が見えない極限状況の中、彼は行方不明の息子へ宛てて手紙を書き始める。人類が犯した過ちへの悔恨と、それでも未来を信じようとする理性の葛藤。セピア色の映像で描かれる、静かで重厚な思索の旅。
ネット上の声
- ラフマニノフのヴォーカリーズ♪に乗って…
- 1986年 ソビエト連邦
- いまだかつてあらず
- アンドレイ・タルコフスキーの助手もつとめた監督によるソ連のポストアポカリプスSF
サスペンス
- 製作年---年
- 製作国---
- 時間---分
- 監督コンスタンチン・ロプチャンスキー
- 主演ロラン・ブイコフ
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第二次大戦下のソ連。ナチスからの投降兵に課された、忠誠を証明するための危険な任務。信じるか、疑うか。
1942年、冬。ナチスドイツ占領下のソ連。ドイツ軍からソ連パルチザン部隊へ投降してきた男、ラザレフ。裏切り者として仲間から激しい不信の目を向けられる彼に、部隊長のロコトコフは一つの「点検」を課す。それは、食料を積んだドイツ軍の列車を奪取するという、極めて危険な任務。ラザレフは自らの汚名をすすぎ、祖国への忠誠を証明できるのか。極限状況下で試される人間の尊厳と信頼。ソ連で15年間上映禁止となった、アレクセイ・ゲルマン監督による衝撃の戦争ドラマ。
ネット上の声
- 生きている
- ゲルマン特有のその場で何が起きてるのかよくわからない不親切さはなく、いたって硬質
- 黒沢清は、「世界から空間と時間を切り取り、そしてその切り取られた画面から、その外
- 地獄というべき環境下で悲劇でありながら、メロドラマに絶対させないという意思を感じ
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国ソ連
- 時間97分
- 監督アレクセイ・ゲルマン
- 主演ロラン・ブイコフ
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「文なし横丁の人々」の原作者ウォルフ・マンコウィッツの脚本を、プロデューサー助手から上ったジャック・クレイトンが製作・監督した、一着の外套をめぐる二人の老人の夢と現実の物語である。音楽は「ノートルダムのせむし男」のジョルジュ・オーリック。主演は「文なし横丁の人々」のデイヴィッド・コソフとアルフィー・バスの老人二人。一九五五年度ヴェニス映画祭受賞。
ネット上の声
- ひきしまった映画
- この寒さは半端じゃないぞ!
- ロラン・ブイコフのはまり役
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国ソ連
- 時間75分
- 監督アレクセイ・バターロフ
- 主演ロラン・ブイコフ
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レオ・N・トルストイの原作を、エフゲニー・ガブリロヴィッチとミハイル・シヴァイツェルが共同脚色、ミハイル・シヴァイツェルが監督した文芸映画。撮影はエラ・サベリエフとセルゲイ・ポルヤノフ、音楽はG・スビリドフが担当した。出演は「トロイカ(1963)」のタマーラ・ショーミナ、エフゲニー・マトベエフ、パウエル・マッサリスキー、V・クラコフなど。
ネット上の声
- 熱演は認めるが……主演女優がどうもなぁ
- ジジイの従業員
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国ソ連
- 時間208分
- 監督ミハイル・シュヴァイツェル
- 主演エフゲニー・マトベーエフ
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67年に製作されながら上映を禁止されており、87年に初めて復元された、一人の女性兵士とユダヤ人家族の交流を描く人間ドラマ。監督は処女作の本作を撮った後、映画製作から遠避けられていたアレクサンドル・アスコリドフでワスリー・グロスマンの原作「ベルディチェフの町で」を基に脚本も書き、撮影はワレリー・ギンズブルグ、音楽はアルフレード・シニートケが担当。出演はノンナ・モルジュコーワほか。
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国ソ連
- 時間104分
- 監督アレクサンドル・アスコリドフ
- 主演ノンナ・モルジュコーワ