この世は腐っているから、私たちも腐ってしまおう。二人の少女が繰り広げる、過激でカラフルな反逆のシュールコメディ。
1960年代のチェコスロバキア。マリエと名乗る二人の少女は、退屈で偽善に満ちた世界にうんざりし、自らも「腐った存在」になることを決意。年上のパトロンたちを騙しては食事を奢らせ、やりたい放題の悪戯を繰り返す日々。彼女たちのエスカレートする遊びは、やがて豪華絢爛な宴会場を破壊し尽くすという、壮大な食のパフォーマンスへと至る。常識や道徳を軽々と飛び越え、ただひたすらに自分たちの欲望に忠実な二人の姿。その破壊的な行動の果てに彼女たちが見るものとは何か。チェコ・ヌーヴェルヴァーグを代表する、アナーキーでポップな映像革命。
ネット上の声
- 「お洒落」だけで括れないアート映画の傑作
- ■民主主義を推し進めるような作品■
- どこまでも自由で、どこまでも芸術的
- 家族ゲーム、その後のおかたづけ
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国チェコスロバキア
- 時間75分
- 監督ヴェラ・ヒティロヴァ
- 主演イヴァナ・カルバノヴァ