包囲下のサラエボ。詩人と孤児たちが絶望の中で見出した、束の間の家族という名の光。
1992年、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争下のサラエボ。家族を市外へ避難させた詩人ハムザの日常は、二人の孤児との出会いで一変。兄ケリムと、砲撃のショックで口がきけなくなった弟アディス。見知らぬ子供たちとの予期せぬ共同生活。水も食料も尽き、死が日常と化した街で、ハムザは二人を守り抜く決意。絶望的な状況下で芽生える、血の繋がりを超えた父と子のような絆。彼らが目指すのは、戦火を逃れた先にあるはずの未来。
ネット上の声
- 派手な演出はないのに、戦争の悲惨さがリアルに伝わってきて胸が締め付けられた。詩人と孤児の兄弟の関係が切ない。
- 言葉にならない。観てよかった。
- 戦時下のサラエボで撮影されたという空気感がすごい。
- 日常に突然入り込む戦争の恐怖。淡々と描かれるからこそ、余計に心に刺さりました。
ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国ボスニア・ヘルツェゴビナ,フランス
- 時間108分
- 監督アデミル・ケノヴィッチ
- 主演ムスタファ・ナダレヴィッチ